■<就活企業研究シリーズ>企業業績、従業員数、給与と最近の株価
シリーズでお伝えしている「就活企業研究シリーズ」。最新のデータを参考に、京都大学経済学部の卒業生が就職する就職先人数が上位企業ランキング及びその上場企業1社についてピックアップをし、有価証券報告書( https://www.mizuho-fg.co.jp/investors/financial/report/yuho_201903/pdf/fg_fy.pdf )をもとに過去5年間の業績動向、従業員数、年間平均給与や最近1年間の株価動向について見ていきましょう。
■京都大学経済学部の卒業生が就職する上位企業ランキング
京都大学が2018年9月に発表した、2017年度における同大学経済学部を卒業した就職人数が3人以上の上位就職先は以下の通りです。
- みずほフィナンシャルグループ:8人(0人)
- 有限責任あずさ監査法人:6人(4人)
- 三菱東京UFJ銀行:5人(0人)
- 三井住友銀行:4人(0人)
- 三井物産:4人(1人)
- 三菱商事:4人(2人)
- 三菱電機:4人(0人)
- アクセンチュア:3人(1人)
- ウィル:3人(2人)
- 大阪ガス:3人(0人)
- 京都銀行:3人(1人)
- 国土交通省:3人(1人)
- 新日本有限責任監査法人:3人(1人)
- トヨタ自動車:3人(3人)
- 野村證券:3人(0人)
- パナソニック:3人(1人)
- ベイカレント・コンサルティング:3人(0人)
- 三井住友信託銀行:3人(0人)
- ゆうちょ銀行:3人(1人)
※カッコ内は女子で内数
■就職先企業の業績、従業員数、給与と最近の株価
さて、上位就職先企業の中から、特徴的な企業の業績動向や従業員数、給与とともに最近の株価を見ていきましょう。
みずほフィナンシャルグループ
同社の過去5年の業績動向を見ていきましょう。
投資家が注目する親会社株主に帰属する当期純利益は、2015年3月期の6119億円から2016年3月期は6709億円に増益となりましたが、その後は減益が続き、2019年3月期には965億円となっています。
では、同社の従業員数や給料はどうなっているのでしょうか。
連結の従業員数は5万9132人。また、単体の従業員数は1664人で平均年間給与は911.1万円となっています。平均年齢は41.1歳です。
最後に同社の過去1年の株価動向について見てみましょう。
過去1年は、昨年秋には200円を超えるなどしましたが、現在は160円前後の株価水準となっています(2019年9月現在)。
みずほフィナンシャルグループの過去1年の株価推移

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■まとめにかえて
ここでお示ししたランキングや企業が必ずしも学生の人気ランキング順というわけではありません。
積極的に採用する企業が結果として上位就職先企業となっている側面もあります。ただ、学生が就職を希望しないことには最終的には就職先にはなりません。
最後に、企業研究をする際には、今回参考したような有価証券報告書や決算説明会資料なども参考にするとよいでしょう。決算説明会資料はどの投資家にもわかるように説明がされていることも多く、学生にとっても有益な資料といえます。決算説明会資料はアニュアルレポートほど堅苦しくなく、事業ごとの業績が分かりやすい資料といえます。
【参考資料】
京都大学「就職のしおり2019」( http://www.gssc.kyoto-u.ac.jp/career/wp-content/uploads/2018/09/shiori2019.pdf#search=%27%E4%BA%AC%E9%83%BD%E5%A4%A7%E5%AD%A6+%E5%B0%B1%E8%81%B7%E3%81%AE%E3%81%97%E3%81%8A%E3%82%8A2019%27 )