■<就活企業研究シリーズ>企業業績、従業員数、給与と最近の株価
シリーズでお伝えしている「就活企業研究シリーズ」。最新のデータを参考に、明治大学政治経済学部の卒業生が就職する就職先人数が上位企業ランキング及びその上場企業1社についてピックアップをし、有価証券報告書( http://www.daiwa-grp.jp/data/attach/2839_2018-4Q_0110J_C-securities-report.pdf )をもとに過去5年間の業績動向、従業員数、年間平均給与や最近1年間の株価動向について見ていきましょう。
■明治大学政治経済学部の卒業生が就職する上位企業ランキング
明治大学が発表した2019年4月現在の同大学政治経済学部を卒業した就職人数が4人以上の上位就職先は以下の通りです。
- 東京特別区:18人(8人)
- 国家公務員(一般職):15人(6人)
- 日本郵政グループ:12人(2人)
- 大和証券グループ本社:11人(5人)
- アビームコンサルティング:9人(3人)
- 国税専門官:9人(0人)
- 富士通:8人(0人)
- りそなホールディングス:8人(3人)
- あいおいニッセイ同和損害保険:7人(3人)
- 東京都庁:7人(2人)
- 野村證券:7人(1人)
- 東日本旅客鉄道:7人(3人)
- みずほ証券:7人(2人)
- 三井不動産リアルティ:7人(3人)
- 三菱UFJ銀行:7人(4人)
- SMBC日興証券:6人(0人)
- 第一生命保険:6人(4人)
- TIS:6人(1人)
- 日本生命保険:6人(3人)
- みずほフィナンシャルグループ:6人(1人)
- 三井住友海上火災保険:6人(3人)
- 明治安田生命保険:6人(4人)
- 神戸製鋼所:5人(1人)
- 中央労働金庫:5人(3人)
- 東日本電信電話:5人(1人)
- 富士ソフト:5人(0人)
- 三菱UFJ信託銀行:5人(3人)
- 神奈川県庁:4人(1人)
- パナソニック:4人(2人)
- 三井住友信託銀行:4人(4人)
※カッコ内は女子で内数
■就職先企業の業績、従業員数、給与と最近の株価
さて、上位就職先企業の中から、特徴的な企業の業績動向や従業員数、給与とともに最近の株価を見ていきましょう。
大和証券グループ本社
同社の過去5年の業績動向を見ていきましょう。
投資家が注目する親会社株主に帰属する当期純利益は、2015年3月期の1484億円から2017年3月期の1040億円まで減益が続きました。その後は、2018年3月期は1105億円、2019年3月期は638億円となっています。
では、同社の従業員数や給料はどうなっているのでしょうか。
連結の従業員数は1万5196人。また、単体の従業員数は4人で平均年間給与は1056.9万円となっています。平均年齢は41.9歳です。
最後に同社の過去1年の株価動向について見てみましょう。
過去1年は、昨年秋には700円を超えるなどしましたが、現在は400円台の株価水準となっています(2019年8月現在)。
大和証券グループ本社の過去1年の株価推移

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■まとめにかえて
ここでお示ししたランキングや企業が必ずしも学生の人気ランキング順というわけではありません。
積極的に採用する企業が結果として上位就職先企業となっている側面もあります。
最後に、企業研究をする際には、今回参考したような有価証券報告書や決算説明会資料なども参考にするとよいでしょう。決算説明会資料はどの投資家にもわかるように説明がされていることも多く、学生にとっても有益な資料といえます。決算説明会資料はアニュアルレポートほど堅苦しくなく、事業ごとの業績が分かりやすい資料といえます。
【参考資料】
明治大学「主な就職先」(2019年3月31日現在)( https://www.meiji.ac.jp/shushoku/6t5h7p00000c2zmv-att/6t5h7p00000c2zv1.pdf )