■【東京株式市場】 2019年8月13日



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■株式市場の振り返り-日経平均株価は3日ぶり反落、一時▲315円安もさらなる下押しはせず



2019年8月13日(火)の主要指標(カッコ内は前日終値比)



  • 日経平均株価 20,455円(▲229円、▲1.1%) 3日ぶり反落
  • TOPIX 1,486.5(▲17.2、▲1.2%) 反落
  • 東証マザーズ株価指数 862.8(▲8.9、▲1.0%) 続落

東証1部上場銘柄の概況



  • 値上がり銘柄数:444、値下がり銘柄数:1,655、変わらず:50
  • 値上がり業種数:1、値下がり業種数:32
  • 年初来高値更新銘柄数:33、年初来安値更新銘柄数:330

東証1部の出来高は12億8,249万株、売買代金は2兆1,822億円(概算)となり、いずれも先週末より小幅増加となりました。3連休の間に目立ったニュースはなかったものの、米国株の大幅安や新興国の通貨安などを受け、売り買いが交錯しました。



売買代金は2兆円をようやく超えた程度ですが、市場参加者が少ないお盆休みとしては相応の商いだったようです。



そのような中、日経平均株価は終日マイナス圏で推移しました。ただ、寄り付き後間もなく一時▲315円安まで下落しましたが、そこから下押しすることはありませんでした。なお、日中高値は寄り付き直後につけた▲181円安であり、プラス圏浮上には程遠い状況だったようです。結局、後場は20,450円程度で推移し、そのまま終えて3日ぶりの反落となりました。



なお、TOPIXも同じような値動きで推移して反落となり、終値も再び1,500ポイントを割り込みました。



■東証マザーズ株価指数は続落、売買代金は5日連続で1,000億円割れ



東証マザーズの出来高は5,537万株、売買代金821億円となり、いずれも先週末より増加しました。増加はしたものの、相変わらず個人投資家の物色意欲が停滞しており、売買代金は5日連続で1,000億円を下回っています。



また、株価指数もいいところなく続落となり、900ポイント回復が大きく遠のいた形になりました。新興市場はなかなか盛り上がりませんが、今後の展開は個人投資家の投資マインド回復次第と言えそうです。



ソフトバンクGが大幅安で7日続落、吉野家HDが再び年初来高値を更新



個別銘柄では、ソフトバンクグループ(9984)が一時▲3%超安の大幅安で7日続落となりました。他方、先週末のザラバで上場後初の公開価格(1,500円)を付けた通信子会社のソフトバンク(9434)は小幅続伸となり、ザラバで再び公開価格を上回りました。

終値も1,499円まで上昇し、あと一歩まできています。



主力株は大きく値を下げた銘柄が圧倒的に多かったようですが、とりわけ、自動車株の一角が売られ、ホンダ(7267)、マツダ(7261)、いすゞ自動車(7202)、ヤマハ発動機(7272)が年初来安値を更新し、SUBARU(7270)や三菱自動車(7211)も大幅下落で引けています。



さらに、同じ輸出関連株では、精密機器株の下げもきつく、キヤノン(7751)やリコー(7752)が年初来安値更新となりました。



その他では、金融株も冴えない値動きとなり、三井住友フィナンシャルグループ(8316)、りそなホールディングス(8308)、大和証券グループ本社(8601)などが年初来安値を付けたのが目を引きました。



一方、医薬品株では第一三共(4568)が値を上げて上場来高値を更新し、機械株では先週末に決算発表を行ったSMC(6273)が一時+5%高に迫る急騰となりました。



その他では、「牛丼 超特盛」効果が続く吉野家ホールディングス(9861)が再び年初来高値を更新したのが注目を集めたようです。



新興市場(東証マザーズ)では、先週木曜日に発表した通期決算で▲137億円の最終赤字に陥ったメルカリ(4385)が一時▲11%安の暴落となり、連日の暴落で引けています。また、イグニス(3689)がストップ安となりました。一方、ポート(7047)はストップ高で引けています。



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