■株式市場の振り返り-日経平均株価は3日ぶり小反落、実質的な薄商いで目立った値動きなし



2019年8月29日(木)の主要指標(カッコ内は前日終値比)



  • 日経平均株価 20,460円(▲18円、▲0.1%) 3日ぶり小反落
  • TOPIX 1,490.1(▲0.1、▲0.01%) わずかに3日ぶり反落
  • 東証マザーズ株価指数 824.2(▲16.4、▲2.0%) 4日続落

東証1部上場銘柄の概況



  • 値上がり銘柄数:919、値下がり銘柄数:1,112、変わらず:109
  • 値上がり業種数:21、値下がり業種数:12
  • 年初来高値更新銘柄数:15、年初来安値更新銘柄数:197

東証1部の出来高は9億9,116万株、売買代金は1兆6,651億円(概算)となり、いずれも概ね前日並みでした。表面上は前日並みとなったものの、大引け直前にはJPX400など構成銘柄入れ替えに伴うリバランス売買の嵩上げがあったため、実質的には大幅減少と見ていいでしょう。

いずれにせよ、売買代金は12日連続で2兆円を下回る厳しい薄商いが続いています。



そのような中、日経平均株価は方向感の乏しい値動きとなりました。寄り付き直後に一時+41円高と堅調に推移しましたが、前場の半ばには一時▲118円安まで下落する場面が見られました。後場は下げ幅を徐々に縮小する展開となりましたが、結局は3日ぶりの小反落で引けています。終値の20,500円台回復もなりませんでした。



なお、TOPIXも同じような値動きでわずかに下落し、3日ぶりの反落となりました。ただ、ほぼ横ばいだったと見ていいでしょう。



■東証マザーズ株価指数は4日続落、売買代金は17日連続で1,000億円割れ



東証マザーズの出来高は6,099万株、売買代金734億円となり、いずれも前日より減少しました。個人投資家の物色意欲が停滞しており、売買代金は17日連続で1,000億円を下回っています。



さらに、一部の投げ売りが止まらず、株価指数は▲2%近い大幅安で4日続落となりました。900ポイント回復どころか、800ポイント割れの可能性も出てきています。いずれにせよ、今後の展開は個人投資家の投資マインド回復次第と言えそうです。



リクルートHDが一時▲8%超安の急落、トヨタと資本提携のスズキは一時大幅高に



個別銘柄では、前日の引け後に大量の株式売り出しを発表したリクルートホールディングス(6098)が、一連のリクナビ問題の影響もあって一時▲8%超安の急落となりました。



また、小売り株の一角が売られ、高島屋(8233)とJ.フロント リテイリング(3086)が大幅安となり、ニトリホールディングス(9843)、ローソン(2651)、ビックカメラ(3048)なども大幅下落で引けています。



その他では、仮想通貨の急落などを背景にマネックスグループ(8698)が年初来安値を更新するなど、ネット証券株が冴えない値動きとなりました。



一方、前日にトヨタ自動車(7203)と資本提携を発表したスズキ(7269)が一時+4%高に迫る大幅高となりましたが、トヨタ自動車はわずかな上昇に止まりました。さらに、自動車株では日産自動車(7201)が年初来安値を更新するなど明暗が分かれました。



その他では、株価下落が続いた楽天(4755)が7日ぶりに反発し、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)など金融株が買い戻されたことが目を引きました。



新興市場(東証マザーズ)では、アンジェス(4563)が再びストップ安まで暴落し、窪田製薬ホールディングス(4596)、サンバイオ(4592)、そーせいグループ(4565)など他の医療バイオ株も大幅安となりました。



一方、手間いらず(2477)が取引時間中に年初来高値更新となりましたが、その後は売りに押されて下落しています。



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