年末年始の長期休暇シーズン。なにかと慌ただしく過ごしている方も多いのではないでしょうか。
そんな猫の手も借りたい状態の妻をよそに、ダラダラと過ごしている夫にイライラ…なんて話も珍しくありません。家に居るだけで何もしない夫を見ている妻たちは、どのような感情を抱いているのでしょうか。
■イライラを募らせる妻たち
冬休みの時期は、普段の休日以上にストレスを感じる妻が多いようです。みんなが夫の協力を望んでいるかと思いきや、なかには「むしろ気手伝ってほしくない」という妻まで。さっそく、その本音と事情を聞いてみましょう。
・「冬休みが始まったら、子ども達と一緒に大掃除をするのがわが家のお決まりの流れ。なのに、夫だけは毎年ダラダラと過ごすだけで、なにも手伝ってくれません。それだけならまだしも、リビングで寝転がっているので掃除機すらかけられません。正直、仕事の邪魔になってイライラします」
・「年末年始は子どもも夫も休みなので、1日3回家族全員分の食事を用意しなければなりません。1日1回だけでも代わりに作ってくれたら助かるのに、こたつに入ったまま出てこない夫。それどころか『ビール取ってきて』『今日は鍋がいいなぁ』なんて言うので、この時期は毎年ストレスを抱えています」
・「冬休みは、夫の年末年始の休暇が重なる貴重なタイミング。
・「夫に年末の大掃除を手伝ってもらったところ、用途とは異なる洗剤を使うわ、水は出しっぱなしにするわ、引っ張り出したものを片付けないわ…。挙句の果てには、『普段からも掃除しろよ』なんて嫌味まで言われました。余計にストレスが増えたので、もう協力してほしくありません」
■夫側の言い分も聞いてみた
休日になにも手伝ってくれないだけでも腹が立つのに、忙しい冬休みシーズンも変わらない態度を続ける夫たち。なぜバタバタと家事をこなす妻を目の前にして、協力的な姿勢を見せてくれないのでしょうか。その理由を聞いてみました。
・「家事を手伝おうという気持ちはあるのですが、何をやっても『やり方が違う』『それより先にすべきことがあるでしょ』と口を挟まれます。だったら、最初から何もしないでおこう…と思ってしまうんですよね」
・「年末年始は気持ちが緩んでしまい、どうしてもスイッチが入りません。仕事なら、やることが決まっているのでテキパキと動けるのですが…。妻がすべきことを率先して手伝おうと思うと、何をしたらいいのか分かりません」
・「子どもの遊び相手をしようとしたら、『もうすぐ寝る時間なのに興奮させないで』『テレビばっかり見させないで』と妻を怒らせてしまいます。とはいえ、『何をさせたらいい?』と聞いたら『自分で考えなさいよ!』と怒られてしまうし…。なので、妻からの指示が出るまでは大人しくしているんです」
■両者の溝を埋めておこう
夫婦それぞれの意見を比べると、「その場の状況に応じた行動をとってほしい」と願う妻と、「何をすべきなのか分からない」と戸惑う夫、それぞれのすれ違いが感じられました。
また、日ごろから家事の方法を教えておくと、慌ただしい年末年始、役立ってくれるかもしれません。「何も言わずに動いてほしい」「それぐらい自分で考えてほしい」という気持ちはぐっと抑え、夫の手をうまく借りてみましょう。
■まとめ
夫たちの多くは、「指示が出されたら行動しよう」と考えているようです。「年末年始の長期休暇中くらいは率先して動いてくれるだろう」という淡い期待は控えておき、夫にしてほしいことを伝えておきましょう。「冬休みはこんな宿題が出されれている」「冬休み中に庭掃除を終えておきたい」など、事前にアナウンスしておくのもいいかもしれませんね。