貯金がある程度あると、急にまとまったお金が必要になるときだけではなく、何かにつけて安心感があります。



とくに先行きの不透明な今日においては、20代からしっかりと貯金を習慣化している若者も少なくありません。

しかし、ひとことで「貯金は大切」といっても、生活スタイルや家族構成などによって、思ったようにお金が貯まらないという人もいるのではないでしょうか。



そこで今回は、収入の振り幅が激しいフリーランスとして働く筆者でも年間50万円の貯金に無理なく成功した方法をご紹介します。



■我が家は「夫は会社員+食べ盛りの男の子3人」



冒頭でもお伝えしましたが、筆者は2019年1年間で約50万円の貯金に成功しています。家族構成は、会社員の夫と食べ盛りの男の子3人。夫の給料は、住んでいる地域の平均的なサラリーマンの所得より少し高い程度です。



筆者はフリーランスとして活動しているため毎月の収入は振り幅が大きく、幼い子どもの育児と両立しているので年収は夫の半分程度しかありません。



そんな我が家でも、1年間で無理なく50万円を貯めることができました!貯金と聞くと「生活を切り詰めて…」「欲しいものを我慢して…」「夕食のおかずを1品減らして…」など、我慢をして貯金に回すことをイメージする人も多いのではないでしょうか。



しかし筆者が行ったのは、「報酬の受け取り先を別口座にした」ということだけ。たったそれだけで、何の努力もなしに1年後にはお金が貯まったのですから、ぜひ皆さんにも挑戦していただきたいと思います。



■「報酬の受け取り先を別口座に」とは?



筆者はフリーランスとして働いているため、夫のようにひとつの会社から給与が振り込まれるのではなく、複数のクライアント先からそれぞれ決められた日に報酬としてお金が振り込まれます。



今までは、複数の報酬の受け取り先はすべてひとつの口座に統一していましたが、2019年からは2つの口座に分けて管理するようになりました。



基本的にはメインで使用しているA口座に報酬が振り込まれますが、「貯金専用口座として新規で作ったB口座」にも一定額の報酬が振り込まれるように設定したため、B口座に毎月お金が貯まっていくという仕組みです。



筆者は、B口座に振り込まれた報酬は「なかったもの」として生活しているため、A口座が底をついてしまわない限りB口座にはお金が貯まっていく一方。



もし複数の収入源があるという場合は、いくつかの振込先をメイン口座とは違う「貯金専用の口座」に変更してみましょう。



生活費など毎月の出費はメイン口座から行うようにすれば、貯金口座にはどんどんお金が貯まっていきますよ!



■夫は「自動積立定期貯金」で貯金に成功!



筆者は複数の収入源があるため口座を分けることができましたが、会社員である夫はそうもいきません。



そんな夫には、給与が振り込まれる銀行口座の「自動積立定期貯金」( https://www.jp-bank.japanpost.jp/kojin/chokin/teiki/kj_cho_tk_tumteiki.html )をすすめました。



このシステムは、普通預金口座から毎月自動的に設定した金額を積み立てできるというもの。夫は「あればあるだけ使ってしまうタイプ」なので、なかなか貯金が進まない人でした。しかし、この自動積立を利用することで、毎月こちらが決めた金額が自動的に貯金へ回されるため、必然的に夫は「普通預金に残ったお金」でやりくりすることになり、無駄使い予防にも役立ちました。



■「ほったらかし貯金」がおすすめ



「メイン口座と貯金口座を分ける」「自動積立を利用する」など、貯金が苦手な人にぜひ試していただきたいのが「ほったらかし貯金」です。



夫が活用している自動積立は、積立金額や期間は収入や目的などに合わせて自由に設定することができるため、無理なく始めやすいでしょう。



ちなみに、我が家では「次の車の買い替え時期」に合わせて積立期間を設定しています。毎月コツコツと夫の給与から積立貯金ができているので、次の車を買い替える時には「新車のハイブリットファミリーカーを現金一括払いで」と話しています。



毎月5,000円の積み立てでも、5年後には30万円、10年後には60万円です。

少額の積み立てなら家計にさほどダメージなく積み立てできるので、思い切ってはじめてみてはいかがでしょうか。



参考

「自動積立定期貯金」( https://www.jp-bank.japanpost.jp/kojin/chokin/teiki/kj_cho_tk_tumteiki.html )ゆうちょ銀行



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