皆さんは、ヘアブラシのお手入れってどうしていますか? ヘアブラシには抜け毛やホコリなどが付着するので、こまめにお手入れしないと不衛生な状態になってしまいがち。そのまま放っておくと頭皮に悪影響を及ぼしたり、臭いの原因になったりすると言われます。
しかし、ヘアブラシに絡まった髪の毛やホコリ、たまった汚れは、ちょっと水で流したくらいでは取れないので、お手入れを面倒に感じている人も少なくないのではないでしょうか。筆者は豚毛ブラシを愛用しているのですが、豚毛や猪毛といった獣毛ブラシは、ヘアブラシの毛が密集していて、他のヘアブラシよりも髪の毛やホコリが絡まりやすいのが難点です。
指でつまんでも取れないので、毎回つまようじやピンセットなど、あの手この手で何十分も格闘していたのですが、この苦行から解放されるグッズを、全国にチェーン展開する100円ショップの「キャンドゥ」で発見しました。
今回は、ヘアブラシの汚れが気持ちよく取れるコスパの良いグッズに加え、ヘアブラシの基本的なお手入れ方法も紹介しますので、ぜひ皆さんもこのスッキリ感を味わってみてください。
■ヘアブラシの基本的なお手入れ方法
まずは、ヘアブラシのお手入れ手順を確認していきましょう。
こうして見ると、手間はかかるものの案外簡単そうに見えますね。
汚れがひどいときは、ぬるま湯に漬け置きすると汚れが取れやすくなるでしょう。ただ注意したいのが、木製ブラシや獣毛ブラシなどです。木製や獣毛のヘアブラシは水に弱いので、水洗いすると傷みやすくなります。
髪の毛やホコリを取り除いたら、ヘアブラシの毛の間を軽く拭き取る程度にしておくのがおすすめです。どうしても水洗いしたい場合は、熱湯や漬け置きは避けてぬるま湯で洗うだけにし、頻度も控えめにしましょう。
■ヘアブラシの汚れをスッキリ掻き出す! キャンドゥの「ヘアーブラシクリーナー」
手順だけ見ると簡単そうなヘアブラシのお手入れですが、問題はお手入れの最初のステップ「1. ヘアブラシに絡んだ髪の毛やホコリを取る」です。
ナイロン製ブラシなどは比較的汚れが取りやすいものの、ヘアブラシの毛が硬いので指が入りづらく、無理やり取ろうとして毛が折れてしまうことも。特に獣毛ブラシなどの毛が密集したタイプだと、ヘアブラシの毛の根元にホコリが入り込むのでお手入れするのはかなり大変です。
筆者は、つまようじ、ピンセット、歯ブラシ、アイブロウコームなどいろいろ試してみましたが、まったく歯が立ちませんでした(アイブロウコームは壊れました…)。
思うようにきれいにならず、汚れたブラシで髪の毛を梳かすのもイヤなので、新しいヘアブラシに買い替えるか悩んでいたときに、キャンドゥで見つけたのが「ヘアーブラシクリーナー」です(写真参照)。

この「ヘアーブラシクリーナー」は9cmほどの大きさで、ピンクの取っ手の先にカギ状になった数十本の針金がついており、まるで落ち葉を集める「くまで」のような形状をしています。
これでヘアブラシの毛をブラッシングすると、面白いくらい髪の毛やホコリが取れて、初めて使用したときは思わず「うぉぉ…!」とつぶやいてしまいました。
くまでの部分が細い針金でできているので、指や歯ブラシなどが入りにくいヘアブラシの内側でも、すっと入り込んで汚れが掻き出せます。何十分もかかっていたヘアブラシのお手入れが、何と5分で完了。大幅に時間が短縮できた上に、爽快感が味わえました。
■キャンドゥが近くにないときは?
ヘアブラシクリーナーがほしいと思っても、「キャンドゥが近くにない」「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が気になるので、あまり人が多いところに出かけたくない」という人もいるでしょう。
そこで、ネットで買えるヘアブラシクリーナーもご紹介します。
1942年創業!ブラシ専門店のヘアブラシクリーナー
「ヘアブラシクリーナー」(ブラシの平野)( https://burashi-hirano.shop-pro.jp/?mode=srh&cid=&keyword=%A5%D6%A5%E9%A5%B7%A5%AF%A5%EA%A1%BC%A5%CA%A1%BC )
78年の歴史を持つブラシ専門店「ブラシの平野」では、「ブラシクリーナー」と「そうじ太郎」という、2種類のヘアブラシクリーナーが販売されています。「ブラシクリーナー」はくまで型になっており、ヘアブラシに絡んだ髪の毛やホコリを掻き出すために使います。
「そうじ太郎」はヘアブラシの毛の間を磨くのに使用しますが、ヘアブラシを水洗いするときのお掃除ブラシとして使うことも可能です。ブラシクリーナーとそうじ太郎をセットで使うと、ヘアブラシを隅々まできれいにできますよ。
プロ向けメーカー、サンビーのヘアブラシクリーナー
ヘアブラシクリーナー Clearner-35(SANBI)( https://www.sanbi.net/other-brush/brush-cleaner.html )
サンビーはヘアサロン向けのヘアブラシを販売しているメーカーです。そんなサンビーが販売しているヘアブラシクリーナーはナイロン製のブラシ型なので、ヘアブラシに傷がつく心配がありません。
ナイロン製の毛でヘアブラシのホコリを掻き出したり、取っ手の先のコームでヘアブラシに絡まった髪の毛をさっと取ることができ、手軽に使えてとても便利です。
■おわりに
健康な頭皮や髪の毛のために、普段から清潔にしておきたいヘアブラシですが、ヘアブラシクリーナーを使うと簡単にお手入れができるようになります。キャンドゥやネットで手軽に購入できるので、ぜひヘアブラシのお手入れに役立ててみてくださいね。
【参考】
・「ヘアブラシのお手入れ方教えます( https://www.nhk.or.jp/lifestyle/article/detail/00644.html )」(NHK)
・「ヘアブラシを清潔に保とう|素材別ヘアブラシの洗い方・お手入れ方法( https://curama.jp/magazine/1137/ )」(くらしのマーケット)