■【東京株式市場】 2020年9月15日



PS5減産報道のソニーが直後に大幅安! 日経平均株価は4日ぶ...の画像はこちら >>

■株式市場の振り返り-日経平均株価は4日ぶり反落、FOMC控え模様眺めムード強まる



2020年9月15日(火)の主要指標(カッコ内は前日終値比)



  • 日経平均株価 23,454円(▲104円、▲0.4%) 4日ぶり反落
  • TOPIX 1,640.8(▲10.2、▲0.6%) 4日ぶり反落
  • 東証マザーズ株価指数 1,152.3(+23.2、+2.1%) 大幅反発

東証1部上場銘柄の概況



  • 値上がり銘柄数:828、値下がり銘柄数:1,248、変わらず:98
  • 値上がり業種数:4、値下がり業種数:29
  • 年初来高値更新銘柄数:66、年初来安値更新銘柄数:1

東証1部の出来高は11億7,172万株、売買代金は2兆1,351億円(概算)となり、いずれも概ね前日並みでした。自民党総裁選が終わって目立ったニュースのない中、マーケットはFOMCの結果待ちの様相となりました。

売買代金は何とか2兆円台を維持しています。



そのような中、日経平均株価は終日マイナス圏で推移し、4日ぶりの反落で引けました。取引時間中の高値は23,477円(▲82円)、安値は23,351円(▲208円)となり、値幅(高値と安値の差)は約126円となっています。



なお、TOPIXも同じような値動きで4日ぶりの反落となりました。



■東証マザーズ株価指数は大幅反発、売買代金は104日連続で1,000億円超え



東証マザーズの出来高は8,570万株、売買代金は2,016億円となりました。



出来高は前日より減少しましたが、売買代金は概ね横ばいでした。積極的な売買は少なかったようですが、売買代金は104日連続で1,000億円を超え、連日で2,000億円を上回っています。



また、一部主力銘柄が買い戻されたこと等から、株価指数は大幅反発となりました。ここから再び1,200ポイント回復を目指す動きになるのか注目されましょう。



■前日爆騰のソフトバンクGが続伸、PS5減産報道のソニーが直後に一時大幅安



日経平均株価の上昇に寄与した上位3銘柄



  • エムスリー(2413)
  • 東京エレクトロン(8035)
  • ダイキン工業(6367)

前日に爆騰したソフトバンクグループ(9984)が反落することなく小幅高ながら続伸し、大型株では信越化学工業(4063)が取引時間中に年初来高値を更新しました。また、楽天(4755)も取引時間中に年初来高値を更新しましたが、その後は利食い売りに押されて下落しています。



さらに、自動車株でトヨタ自動車(7203)とホンダ(7267)が堅調に推移しましたが、上昇は限定的なものに止まりました。

その他では、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306)など銀行株が総じて買われましたが、こちらも上昇は小幅に止まったことが目を引きました。



日経平均株価の下落に寄与した下位3銘柄



  • テルモ(4543)
  • ソニー(6758)
  • 京セラ(6971)

通信株がなかなか下げ止まらず、KDDI(9433)とNTTドコモ(9437)が続落し、日本電信電話(9432)も大幅安となり、ソフトバンクグループが売り出しを実施するソフトバンク(9434)は連日で年初来安値を更新しましたが、その後の買戻しで終値は反発しました。



また、小売り株ではドラッグストア株が一斉に売られ、スギホールディングス(7649)、マツモトキヨシホールディングス(3088)、ウエルシアホールディングス(3141)が大幅安となり、前日に好調な決算発表を行ったツルハホールディングス(3391)も材料出尽くしで大幅下落となっています。



その他では、取引時間中にゲーム機PS5の減産計画が報じられたソニーが一時▲4%安に迫る急落となり、終値も大幅下落のまま引けたことが注目されました。



なお、従業員(正社員、嘱託社員など)の冬季賞与▲70%削減が報じられたオリエンタルランド(4661)は一時▲3%超安まで値を下げましたが、終値は小幅安に止めています。



新興市場(東証マザーズ)では、サンバイオ(4592)が+20%高の大爆騰でストップ高となったことが目を引きました。



編集部おすすめ