近所のローソンにフラフラと寄ってみたところ、気になる商品が発売されていました。その名も『行列の絶えない東京の名店 多賀野 ごまの辛いそば( https://www.nissin.com/jp/news/9758 )』。
日本を代表するカップ麺メーカー・日清食品が日本の有名ラーメン店とコラボする「有名店シリーズ」の中でも、「ビッグ」(大盛り)カテゴリに分類される商品です。

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ちなみに『中華そば 多賀野( https://taganosoba.jimdofree.com/ )』は、1996年に創業した東京・品川は荏原中延駅前にある人気ラーメン店。店主の高野多賀子さんは、趣味でラーメンを作りはじめたという元専業主婦だそう。カップ麺パッケージにも様々なお写真で登場していますね。

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公式リリースによれば、「煮干しをベースとした魚介だしにごまとナッツのコクを合わせ、ほんのり香る花椒 (かしょう) を加えた濃厚な "和風担担スープ" 」を「全粒粉入りのストレートノンフライ麺」でいただくそう。
日清のカップ麺と聞くと、あの「カップヌードル」の柔らかい油揚げ麺を想像する人も多いかもしれませんが、こちらはストレートのノンフライ麺。いわゆる「ラ王」の系譜に属するカップ麺であることが想像できますね。
あれこれ思案していると、無意識にレジでお金を払っていることに気づき…。お家にお迎えすることにしました。念のための注意書きですが、筆者は『中華そば 多賀野』に行ったことがありませんので、再現度などは評価できず、あくまでカップ麺としての完成度をレビューしていきますのでご了承ください。
それでは早速、スペックから確認していきましょう!
■スペック
まずは簡単にパッケージを見てみましょうか。

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栄養成分表示
・カロリー
393kcal
カロリーはやや低めの393kcalでした。大盛りに分類される内容量100g超えの大型カップ麺でこのカロリーは、なかなかヘルシーな部類だと思われます。ただ担々麺ということもあり、食塩相当量はやや多めの6.8g。WHOが推奨している一日の推奨食塩量が5gであることを考えると、なかなかの量といえそうです。まあカップ麺というものは基本的に塩分多いのですが。

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辛さレベルは「2」だそうです。
・容量
一食あたり100g
前述したように一食あたり100gは、大盛りに分類できます。最近の傾向からすると「やや大盛り」くらいでしょうか。ただ麺の量だけで見ると70gとのこと。
・かやく、調味料

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別添の調味料は香味ラー油のみで、蓋上で温めるタイプです。別添のかやくはありません。
それではいよいよ、実食です!
■実食っ!
お湯を入れて、待ち時間は5分。フタを開けた瞬間、本当のラーメン店のような香りがふわっと広がります。「本当のラーメン店ってなんやねん」という感じですが、全粒粉っぽい香りといいますかね…。分かります?

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ちなみに関係ないのですが、5分待ってフタをあけたときの様子がこちら。カップ麺って、麺がお湯を吸ってググーッと盛り上がっていることが多いので、最初「お湯入れすぎた?」と焦りました。

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麺は歯切れの良いストレート麺で、つるつるといただけます。辛さは食べている最中に唇がヒリヒリしてくる、うっすら汗をかいてるくらいの辛さ。激辛というわけではなく、食が進む、中程度の辛さですが、辛さが苦手な人には覚悟が必要かもしれません。

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スープもしっかりとごまの風味がする担々麺スープで、ひき肉の量はアクセント程度ながら、満足度は高いです。一瞬塩分量が頭をよぎりますが…止めることはできず、ゴクゴクとすべて飲み干してしまいました。
■最近の日清食品
日清食品は、5月11日に発表した「2021年3月期 決算短信(連結)」資料で、グループ全体で見るとコロナでの世界的な影響を受けているものの、「出前一丁」、「日清焼そば」、「日清のラーメン屋さん」などの袋麺で売上を伸ばし、売上高は前年同期比2.1%増の2056億円、利益は16.8%増の321億円となりました。
参考資料
- 日清食品グループ「2021年3月期 決算短信(連結)」( https://www.nissin.com/jp/ir/library/financialresults/pdf/ket_2103_04.pdf )
- 「行列の絶えない東京の名店 多賀野 ごまの辛いそば」(8月23日発売)( https://www.nissin.com/jp/news/9758 )