みなさんはクレジットカードを選ぶ際、どんな点を重要視しますか?
携帯キャリア各社を中心に各種サービスの連携が進むいま。巷では「楽天経済圏」「ドコモ経済圏」といった呼び方が、すっかり定着した感があります。
ネットサービスや毎日のお買い物など、日ごろよく使うシーンでいかに効率よくポイントが貯まるかは、クレジットカード選びのたいせつな基準。
今日は、楽天が提供する「楽天カード(※編集部注)」とNTTドコモが提供する「dカード」を、年会費やポイントなどのサービス面で徹底比較していきます。
【※参考記事】楽天カードの「8つのメリット&3つのデメリット」特長と注意点を分かりやすく解説 ( https://limo.media/articles/-/27145 )
■「楽天カード」と「dカード」を比較
さいしょに楽天カードとdカードの「年会費」と「ポイント還元」について整理していきます。【表1】をご覧ください。

ひとつひとつ、詳しく触れていきましょう。
■1.年会費の違い
年会費は、楽天カード・dカードともに無料です。年会費を気にせず持てるのはありがたいですね。
■2.国際ブランドの違い
楽天カードで選べる国際ブランドは4つ
- VISA
- Mastercard
- JCB
- American Express
dカードで選べる国際ブランドは2つ
- VISA
- Mastercard
国際ブランドのラインナップについては、楽天カードに軍配が上がりました。
■3.ポイント事情を徹底比較!【楽天カード vs dカード】
基本のポイント還元率は、楽天カード・dカードともに1%。100円(税込)につき1ポイント貯まります。
ただし、楽天カードは楽天グループの利用で3%の還元、dカードは特約店(※)での利用で、1%~5%の還元があります。
(※)dカードやiDのお支払いで通常よりも多くのdポイントが進呈されるお店
付帯サービスや電子マネー機能・スマホ決済についても比較してみましょう。

■4.付帯保険の内容は?【楽天カード vs dカード】
楽天カード・dカードともに海外旅行損害保険が付帯されています。また、dカードには国内旅行損害保険も付帯しています。以下内容を整理します。
楽天カード
- 海外旅行損害保険:障害死亡・後遺障害:最高2000万円
- 国内旅行損害保険:付帯なし
- ショッピング保険:付帯なし
dカード
- 海外旅行損害保険(29歳以下):障害死亡・後遺障害:最高2000万円
- 国内旅行損害保険(29歳以下):障害死亡・後遺障害:最高1000万円
- ショッピング保険:「お買物あんしん保険」100万円まで補償
付帯保険については、dカードに軍配があがりました。
※各付帯保険の詳細については、楽天カード・dカードのホームページで最新の内容をご確認ください。
■5.電子マネー機能は付けられる?【楽天カード vs dカード】
クレジットカードに電子マネー機能がつけられると、自動販売機やコンビニなどでの会計もさらにスマートになりそうですね。
楽天カード・dカードはそれぞれ以下の電子マネー機能を付けることができます。
- 楽天カード…楽天Edy
- dカード…iD
■6.スマホ決済はどこに対応?【楽天カード vs dカード】
スマホアプリのサブスク料金など、スマホ決済との紐づけ事情も把握しておきたいところ。楽天カードとdカードはそれぞれ以下のスマホ決済に対応しています。
- 楽天カード…Apple Pay・Google Pay・楽天ペイ
- dカード…Apple Payのみ
スマホ決済の豊富さについては、楽天カードに軍配があがりました。
ここまで、楽天カード・dカードのスペックを、6つの項目で比較しました。
■【ユーザーの声】楽天経済圏・ドコモ経済圏ではないけれど、おトク感はある?
楽天カードユーザの声
- 「給与口座を楽天銀行にするとポイント還元率が上がり、楽天証券では、ポイントで投資信託や株が買える。ショッピングだけじゃなくて貯金や資産運用の面で大きなメリットがあると思う」
- 「スマホは楽天モバイル、カード引き落とし口座は楽天銀行。まさに楽天経済圏なので。楽天カードはマストアイテムです」
- 「現金払いするときも、楽天ポイントカードとして提携店で使えるのも便利」
dカードユーザーの声
- 「ドコモ以外のスマホを使っている『ドコモ経済圏外』の住人ですが、特約店が多いのでポイントが貯まりやすいと感じます。マツモトキヨシやスターバックスコーヒーなど、よく使うお店でのポイント還元率が高いので満足!」
- 「年会費無料で、かつ国内旅行やショッピングの保険まで充実しているのは頼もしい」
- 「メルカリの支払いにdカードを使うとポイント還元率が2.5%。メルカリ愛用者にとっては非常にありがたいです」
楽天カードは、楽天グループ内のサービスをフル活用することで、より「ポイ活」が充実しそうですね。dカードは、特約店や提携サービスの幅広さも魅力であるともいえそうです。
■ライフスタイルに合ったクレカ選びを!
今回はクレジットカードの中でも人気な「楽天カード」と「dカード」を、6つの項目で比較しました。
お持ちのスマートフォンのキャリアや、日頃使っている決済サービス、行きつけのお店などで使い勝手が良いカードを選んでいけたら理想的ですね。
進学や就職など、春の新生活に向けた準備で、大型出費の予定がある人も増える時期。
■参考資料
- 楽天カード( https://www.rakuten-card.co.jp/ )
- dカード( https://d-card.jp/st/abouts/d-cardapply.html )