■子育て費用・教育費研究シリーズ



【私大医学部・学費比較】慶應・日大・東海大「6年間の学費が一...の画像はこちら >>

お子さんの教育費をトータルで考えたとき、もっとも負担が大きいのが「大学進学」にかかる費用ではないでしょうか。



乳幼児の頃から、学資保険などを活用して準備を進めてこられた方も多かったはず。



ところが、超低金利状態が続くいま、学資保険の返戻率も低下しています。10年から20年の長期間かけて準備しても、資金はほとんど育たない……。親にとっては厳しい時代といえるでしょう。



LIMO編集部では「大学の学費」にフォーカスしていきます(※編集部注)。



今日は慶應義塾大学医学部・日本大学医学部・東海大学医学部医学科を6年間で卒業した場合に必要な学費について、各大学の開示データを基に比較していきます。



【※参考記事】【私大薬学部・学費比較】慶應・東京理科大・日大「6年間の学費が一番高いのはどこか」( https://limo.media/articles/-/29194 )



■【私大医学部・学費比較】慶應義塾大学・医学部「6年間の学費はいくら?」



  • 初年度納付金:384万3350円
  • 2年次:364万3250円
  • 3年次:364万3250円
  • 4年次:364万3250円
  • 5年次:364万3250円
  • 6年次:364万3250円

■【慶應義塾大学・医学部】6年間の学費合計:2205万9600円



■【私大医学部・学費比較】日本大学・医学部「6年間の学費はいくら?」



  • 初年度納付金: 642万円
  • 2年次:539万円
  • 3年次:539万円
  • 4年次:539万円
  • 5年次:539万円
  • 6年次:540万円

■【日本大学・医学部】6年間の学費合計:3338万円



■【私大医学部・学費比較】東海大学・医学部「6年間の学費はいくら?」



  • 初年度納付金:647万3200円
  • 2年次:576万9000円
  • 3年次:576万9000円
  • 4年次:576万9000円
  • 5年次:576万3000円
  • 6年次:576万3000円

■【東海大学・医学部】6年間の学費合計:3530万6200円



■【医学部学費比較】慶應・日大・東海大「6年間の学費が一番高いのはどこか」



慶應義塾大学医学部・日本大学医学部・東海大学医学部医学科を6年間で卒業した場合の学費は以下の通りです。



  • 慶應義塾大学・医学部:2205万9600円
  • 日本大学・医学部:3338万円
  • 東海大学・医学部:3530万6200円

慶應義塾大学・日本大学・東海大学【医学部】学費比較



【私大医学部・学費比較】慶應・日大・東海大「6年間の学費が一番高いのはどこか」

※各大学開示データをもとに、LIMO編集部作成



■慶應・日大・東海大【医学部】6年間の学費が一番高いのはどこか



慶應義塾大学医学部・日本大学医学部・東海大学医学部医学科を6年間で卒業した場合、最も学費が高いのは、東海大学医学部医学科(3530万6200円)という結果に。



学費が高い順に、「東海大学>日本大学>慶應義塾大学」となります。



■毎月いくら預貯金のつみたてが必要なのか



この大学進学費用を、毎月預貯金で積み立てる場合を考えてみましょう。



先ほどの、慶應義塾大学医学部・日本大学医学部・東海大学医学部医学科を6年間で卒業するためには、約2000万円~3500万円が必要となることがわかりました。



この金額を「10年間」と「18年間」それそれを準備期間とした場合、毎月の積立額はどのくらいになるか、「2000万円」と「3500万円」で計算してみましょう。



■10年かけて準備する場合



  • 2000万円の場合:2000万円÷120カ月=約17万円
  • 3500万円の場合:3500万円÷120カ月=約29万円

毎月この金額を「欠かさず」貯蓄し続けることは、多くの世帯にとって決してやさしいことではないでしょう。



では、生まれた直後に預貯金をはじめたらどうでしょうか。



■18年かけて準備する場合



同じ金額を、今度は216か月(18年)で割ってみます。



  • 2000万円の場合:2000万円÷216カ月=約9万円
  • 3500万円の場合:3500万円÷216カ月=約16万円

生まれた直後から積立を始めた場合に必要となるひと月の積立額は以上のようになりました。



■大学進学費用を、上手に準備していくためには?



家計の経済状況は世帯ごとに異なります。奨学金や教育ローンを活用するご家庭もあるでしょう。



大学進学を見据えた教育費の準備は、先手先手で進めていくことが大切です。低金利が続くいま、預貯金と資産運用を上手に組み合わせていく視点も求めらているといえそうです。



■【参考データ】学部別:有名私立大学の学費



【参考】明治・青山学院・立教・中央・法政【法学部】4年間の学費



【私大医学部・学費比較】慶應・日大・東海大「6年間の学費が一番高いのはどこか」

※大学開示データをもとにLIMO編集部作成



【参考】早稲田・慶應義塾・上智【文学部】4年間の学費



【私大医学部・学費比較】慶應・日大・東海大「6年間の学費が一番高いのはどこか」

※大学開示データをもとに、LIMO編集部作成



 



【参考】早稲田政経・慶應経済・上智経済「4年間の学費」



【私大医学部・学費比較】慶應・日大・東海大「6年間の学費が一番高いのはどこか」

※大学開示データをもとに、LIMO編集部作成



■参考資料



  • 慶應義塾 2022年度大学学部学費【PDF】( https://www.keio.ac.jp/ja/admissions/fees/ )
  • 日本大学医学部「学納金(学部)」( https://www.med.nihon-u.ac.jp/gaiyou/gakunoukin.html )
  • 東海大学「学部・学科学費」( https://www.u-tokai.ac.jp/examination-admissions/fee/undergraduate/ )
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