■梅雨明け直後の熱中症の予防対策をしっかりする!



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気象庁は2022年6月27日、梅雨明け直後の熱中症予防対策を呼びかけました。九州南部、東海及び関東甲信地方で梅雨が明けるなど、これから気温が高い時期になるとして、「熱中症発生リスクが高く」なるとしました。



そのうえで、「適切な熱中症予防行動を早め早めに」と呼びかけました。



■気象庁「暑さ対策」を



気象庁のデータでは、梅雨明け直後は熱中症で救急搬送される人が多いことが指摘されています。



【速報】関東甲信・東海・九州南部で梅雨明け!経産省は電力ひっ迫で初の注意報「節電に協力を」

気象庁「梅雨明け直後の熱中症予防対策を万全に!」(2022年6月27日)( https://www.jma.go.jp/jma/press/2206/27a/houdouhappyou.pdf )



九州南部、東海及び関東甲信地方で梅雨が明けるなど、これから年間で最も気温の高い時期に入ります。梅雨明け直後は多くの人が十分に暑さに慣れていないため、熱中症発生リスクが高くなります。



また、野外で活動する機会が多くなる時期となっており、暑さへの対策が欠かせません。



気象庁は、「暑さ指数(WBGT)や熱中症警戒アラートを行動の目安として適切な熱中症予防行動を取っていただくようお願いします」としています。



■WBGT・熱中症警戒アラートとは



暑さ指数(WBGT)とは、気温、湿度、輻射熱(日差し等)からなる熱中症の危険性を示す指標。「環境省熱中症予防情報サイト」から取得可能です。



また、熱中症警戒アラートは、熱中症の危険性が極めて高い暑熱環境になると予想される日の前日夕方または当日早朝に、都道府県に発表されます。



発表されている日には、「外出を控える、エアコンを使用する」等の、熱中症の予防行動をすることが大事です。



■電力ひっ迫で初の注意報「節電に協力を」経産省



また、本日2022年6月27日、経済産業省は需給ひっ迫注意報の第2報を公表しています。



経産省によると、本日の季節外れの厳しい暑さの中で、電力需要は朝から昨日の想定を上回る水準で推移しています。



この状況を踏まえて、電力会社は火力発電の増出力、連系線を活用した電力の融通など追加の供給力対策を実施することとしています。



ただ電力需給は予断を許さない状況であり、さらなる気温の上昇による需要の増加、突発的な電源トラブル等が生じれば、予備率が最低限必要な3%を下回り、電力需給ひっ迫警報発令の可能性があります。



また、夕方16時~17時の時間帯は、気温上昇により特に厳しい電力需給となることが想定されています。経産省は「ご家庭のみなさまにおかれましては、冷房等を活用いただきつつ、使っていない照明を消すなど、無理のない範囲でできる限りの節電をお願いします」と呼びかけています。



■参考資料



  • 気象庁「梅雨明け直後の熱中症予防対策を万全に!」(2022年6月27日)( https://www.jma.go.jp/jma/press/2206/27a/houdouhappyou.pdf )
  • 経済産業省「6月27日は東京電力管内で電力需給が厳しくなる見込みのため節電のご協力をお願いします【電力需給ひっ迫注意報(第2報)】」( https://www.meti.go.jp/press/2022/06/20220627004/20220627004.html )
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