■【今日公表】電力の需要「東日本大震災以降で最高水準」
松野官房長官は2022年6月28日の記者会見で、電力会社が提供する節電プログラムに参加した家庭への2000円相当のポイントの付与について、「8月中」に開始する方針を明らかにしました。
このプログラムは、6月21日に開催された物価・賃金・生活総合対策本部で発表されたもの。
厳しい暑さが続き、電力需要は高水準で推移することが見込まれます。
■電力の需要「東日本大震災以降で最高水準」
また経済産業省は同日、電力の需給状況を公表しています。
経産省によると、厳しい暑さが続く中、東京電力管内の電力需要は、東日本大震災以降、最も高い水準で推移しています。
明日29日も厳しい暑さが見込まれており、電力需要は、この時期としては稀な極めて高水準で推移するとして、先日から引き続き電力需給ひっ迫注意報を出しています。
29日もあらゆる供給力対策を実施するものの、電力需給は厳しい状況が続くことが想定されるとしています。
そのうえで、「引き続き、無理のない範囲での節電・省エネにご協力をお願いします」と呼びかけています。
■今すぐできる!節電方法とは
ここからは、経済産業省の資料から、節電の具体的な方法を紹介します。

出典:経済産業省資源エネルギー庁「夏季の省エネ・節電にご協力ください」( https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/shoene_setsuden/ )
- 室内の冷やしすぎに注意し、無理のない範囲で室内温度を挙げる
- 目詰まりしたフィルターを清掃する
- リビングや寝室の照明の明るさを下げる
- 不要な照明を消す
- テレビは省エネモードに設定し、画面の輝度を下げる。見ていないときは消す
暑い夏は、電気の使用が増える季節。ちょっとの工夫の積み重ねが、大きな省エネ効果につながります。できることから取り組んでいきましょう。
■参考資料
- 首相官邸「内閣官房長官記者会見」(2022年6月28日)( https://www.kantei.go.jp/jp/tyoukanpress/202206/28_a.html )
- 経済産業省「【電力需給ひっ迫注意報(第5報)】」( https://www.meti.go.jp/press/2022/06/20220628007/20220628007.html )
- 内閣府「物価の動向と対応について」(2022年6月21日)( https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/bukka/dai1/siryou1.pdf )
- 経済産業省資源エネルギー庁「夏季の省エネ・節電にご協力ください」( https://www.enecho.meti.go.jp/category/saving_and_new/saving/shoene_setsuden/ )