■東京電力や東京ガスの節電プログラムも解説
電力会社の節電プログラムへの参加を条件に受け取れるのが、政府の節電ポイントです。
気にはなりつつも、具体的にどのようなものかわからないという人もいるのではないでしょうか。
今回は政府が発表した節電ポイントに加え、電力会社の節電プログラムについて見ていきます。家電別に節電方法も紹介していきますので、参考にしてください。
■節電ポイントとは
政府が「節電ポイント」を付与すると発表しました。電力会社では節電プログラムを行っていて、節電に応じるとポイントが受け取れることになっています。
政府の節電ポイントとは、この電力会社の節電プログラムに参加することで受け取れるポイントのことです。
電力会社からのポイントに上乗せされる形で付与されますから、お得な制度ですよね。受け取れるポイントは2000円分で、電子マネーに交換できます。8月中を目途に制度がスタートします。
■【節電ポイントをもらおう】電力会社の節電プログラム
節電ポイントをもらうには、電力会社の節電プログラムへの参加が必要です。電力会社の節電プログラムにはどのようなものがあるでしょうか。紹介します。
■東京電力の節電プログラム
東京電力では「夏の節電チャレンジ2022」という節電プログラムを行っています。

出所:東京電力エナジーパートナー「夏の節電チャレンジ2022」
1キロワットアワー節電すると、5節電ポイントが受け取れます。また初めて0.01キロワットアワー以上節電に成功すると、100節電ポイントが追加で受け取れる初回ボーナスにも注目です。受け取ったポイントは、TポイントやAmazonギフト券などに交換できます。
「夏の節電チャレンジ2022」への参加方法を確認しておきましょう。まず、東京電力のWeb会員サービスである「くらしTEPCO Web」にログインします。「夏の節電チャレンジ2022」の参加フォームから申し込みを行うと対象時間帯のお知らせが届くようになりますから、節電を実施しましょう。
すでに節電チャレンジは始まっていて、8月20日には申込み期間が終了します。早めに申込みするのがおすすめです。
■東京ガスの節電プログラム
東京ガスでは、「節電チャンスタイム」を設定しその時間に節電すると、ポイントが受け取れます。

出典:東京ガス「夏の節電キャンペーン」
1キロワットアワー節電すると5節電ポイントが受け取れますし、1キロワットアワーに届かなくても、変化量に応じてポイントを受け取ることが可能です。
受け取ったポイントの分だけAmazonギフト券がもらえます。
東京ガスのボーナスも見逃せません。
参加方法としては、「東京ガスデマンドレスポンスサービス」で申込みをします。前日に対象時間のお知らせが届きますので、時間に合わせて節電に取り組みましょう。
■【節電ポイントをもらおう】おすすめの節電方法は?家電別
節電プログラムに参加する場合、より多くのポイントを受け取りたいところです。そこで、家庭の節電方法を家電別に紹介していきます。参考にしてくださいね。
■エアコンの節電方法
設定温度を調節することで節電になります。エアコンは1度設定温度を変えるだけで電力量がだいぶ違います。
今年の夏は厳しい暑さですから、もちろん無理はいけません。熱中症に気をつけながら、設定温度を調節していきましょう。おすすめは27、28度です。
また、こまめにエアコンのフィルターを掃除することも節電につながります。
■冷蔵庫の節電方法
冷蔵庫を壁にぴったりつけていると電力量が上がるのをご存じでしょうか。壁につけすぎていると、放電が上手くできずに電力量が上がります。スペースを確保するように設置しなおすのがおすすめです。
また冷蔵庫の中の温度が上がってしまわないように、熱い食品は冷ましてから入れるのも節電方法の1つです。
開閉回数を少なくする、中を整理して短時間で食品が見つけられるようになるなど、小さな工夫も節電に繋がっていきます。普段から意識していきましょう。
■洗濯機の節電方法
洗濯機の節電方法も紹介します。まとめて洗えばその分洗濯機の使用頻度は下がりますよね。洗濯機の節電方法はまとめ洗いがポイントです。
少量で何回も回すのを避け、まとめて洗う工夫をしましょう。ただし衣類を詰め込みすぎると、回転に電力を多く使いますので注意してください。
また、洗濯機では早く洗濯するスピードコースやお急ぎコースを選ぶことができるのが一般的です。汚れが少ない衣類の場合はコースを変更すると節電になります。
■節電ポイントをもらおう
政府の節電ポイントは、電力会社のポイントに2000円分のポイントが上乗せされるお得な制度です。節電プログラムに参加して、ぜひポイントを受け取ってくださいね。
また節電はポイントがもらえるだけではなく、いま深刻化している電力不足の解決にもつながります。節電ポイントをきっかけに、取り組みを始めていきましょう。
■参考資料
- 東京電力エナジーパートナー「夏の節電チャレンジ2022」( https://www.tepco.co.jp/ep/private/savingenergy/lp/challenge.html )
- 東京ガス「夏の節電キャンペーン」( https://drlv.tokyo-gas.co.jp/campaign/dr2022_summer.html )