大阪市内で「淀川左岸線」の延伸工事が行われています。
新御堂筋に接続大阪市内で「淀川左岸線」の延伸工事が行われています。
豊崎出入口付近、2025年2月(画像:大阪市)
大阪市は、今後の道路整備の進め方と見通しをまとめた「都市計画道路の整備プログラム」の2025年度改訂版について、2025年8月7日まで一般から意見を募集しています。
淀川左岸線2期区間はこのプログラムでも取り上げられており、特に進捗管理を徹底する「早期供用路線」に指定されています。
淀川左岸線は文字通り、淀川の左岸(南岸)地域を東西に結び、都心から放射状に延びる複数の路線を連絡する地域高規格道路です。現在は、湾岸線(北港JCT)から3号神戸線(海老江JCT)までの1期5.6kmが開通しています。
海老江JCTから新御堂筋に接続する豊崎出入口までの4.4kmが、現在建設が進む淀川左岸線の「2期」です。豊崎出入口は新大阪駅からすぐの位置にあるため、2期区間が開通すると高速バスなどの劇的なアクセス改善が期待されています。
市は新大阪駅に、西日本の広域アクセス拠点としての機能を見据えた新たな交通ターミナルを整備する構想を持っています。
ちなみにこの2期区間のうち一部は、大阪・関西万博会場へのアクセス路として暫定利用されており、自動運転のシャトルバスなどがすでに走行しています。