本日のレンジ予測
[本日のドル/円]↑上値メドは109.01円↓下値メドは108.24円今朝の天気マークは「くもり」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
今週は水曜日でおしまい
週末22日(金曜)のドル/円は108円台後半の狭いレンジ取引。高値108.73円、安値108.48円で、1日の値幅はわずか0.25円でした。
米国と中国は「香港人権法案」と「貿易協議」を切り離して交渉する方向。
今年3回利下げを実施したFOMC(米連邦公開市場委員会)は、利下げ休止期間に入りました。米国の経済データを見ると、先週発表された景気先行指数のPMIは予想以上上向いています。これ以上の金融緩和は必要なし、というFOMCの決定が正しいことを証明しています。
今週27日(水曜)は、米国7-9月期GDP(国内総生産・改定値)、個人消費支出、ベージュブックなど重要な指標の発表があります。翌28日は感謝祭。この日の米国市場は休場で、米国の州によっては翌日の29日も祝日扱いとしています。4連休にする企業も多く、トレーダーも休みを取りがちなので、今週のマーケットは実質3日間と考えてよいでしょう。
いよいよクリスマスシーズンが始まります。
ユーロは下落。米国のPMI(購買担当者景気指数)とは対照的に、ドイツや欧州では、製造業PMIに回復の兆しが見えるもののサービス業PMIが弱い。米国に比べるとやっぱり欧州は見劣りするとユーロが売られています。
ポンドも下落。来月の英国総選挙は、「保守党勝利、そしてブレグジット完了」がマーケットのメインシナリオ。しかしここにきて野党労働党が支持を伸ばし、ジョンソン首相の保守党が十分にリードできていない状況となっています。労働党は、(残留か離脱かの)第2回国民投票、鉄道国営化、富裕層税や環境税の導入などを公約に掲げ、これが好評のようです。政権交代、ブレグジット期限再延長はポンドのマイナス材料になります。
毎ヨミ!FXトップニュース
22日のドル/円のNY市場終値は108.64円
21日の終値に比べ0.03円のドル高/円安だったので、今朝の天気マークは「くもり」です。
今日の格言:
株でいちばん大切なのは迅速な損切り – cis
各国・各通貨トピックス
ドル:
トランプ大統領「中国との合意は非常に近い」「中国に対して香港に軍を送るなと警告した」「私がいなければ香港は14分で壊滅していた」
トランプ大統領の再選確率、五分五分まで低下
パウエルFRB議長、実は弱気。追加利下げのハードルは意外に低い
NY株式市場:
米株式市場は今がピーク、半年以内に大型調整ありえる – 投資家アンケート
先週のダウ平均は▲0.46%で5週ぶり反落
先週のS&Pは▲0.33%で7週ぶり反落、ナスダック▲0.25%で8週ぶり反落
円:
格付け会社ムーディーズ、日本の格付け「A1」を確認。見通しは「安定的」
企業向け火災保険、21年1月にも再値上げ。災害負担重く
ユーロ:
ドイツ連銀「ドイツ経済、第4四半期も減速」
ドイツの景気後退がイタリアに波及。
クノットECB(欧州中央銀行)理事「量的緩和の副作用はマイナス金利よりも大きい」
豪ドル:
RBA(豪準備銀行)総裁が今週の講演で緩和政策の導入を示唆か
南アランド:
南ア準備銀行、政策金利6.5%に据え置き
エスコムの新CEO決まる。
その他:
民主党ウォーレン大統領指名候補、テイラー・スウィフトを擁護。投資業界を批判
2050年までに世界の温度が2度上昇するのを防ぐには毎年3兆ドル必要
アルツハイマー早期診断方法を発見 = 名古屋市立大学
主要指標終値

本日の注目通貨
ドル/円:今週のレンジ予想:107.46円から109.84円
109.84円 : 第3レジスタンス:
109.49円 : 11月07日 高値
109.45円 : 第2レジスタンス:
109.05円 : 第1レジスタンス:
108.69円 : 11月 平均値
108.66円 : ピボット
108.25円 : 第1サポート
108.20円 : 2019年 平均値
107.89円 : 11月01日 安値
107.87円 : 第2サポート
107.46円 : 第3サポート
106.48円 : 10月 安値(10月03日 安値)
105.74円 : 09月 安値(09月03日 安値)
2019年の高値は112.40円(4月24日)、安値は104.01円(1月3日)。
高値と安値の半値(50%)は108.20円。
2019年始値から10月終値までのレンジは8.39円。


トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
21日:南ア準備銀行 政策金利、ECB議事録 など

◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。
(荒地 潤)