本日のレンジ予測
[本日のドル/円]↑上値メドは109.29円↓下値メドは108.26円今朝の天気マークは「くもり」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
米雇用市場、貿易戦争でも強いのはなぜ?
5日(木曜)のドル/円は、108円台後半で静かな取引でした。安値は108.66円、高値は109.00円。貿易協議、中国側は第一段階の合意には「関税撤廃」が必要と主張しています。
さて、今夜は11月米雇用統計が発表されます。詳しい解説は、ぜひ 「雇用統計、順調の謎。11月米雇用統計 詳細レポート」 をご覧ください。このレポートでも触れていますが、今回の雇用統計は、貿易戦争のせいで雇用市場は悪化しているのか、というのが注目点です。
トランプ大統領は今週、「交渉は(大統領選が終わった)1年後でもいい」と口走りました。交渉が遅々として進まないなかでも雇用が伸びているなら、貿易戦争による米国経済の「傷は浅い」ということになります。要は雇用市場が強く株高が続いている限りは、慌てて合意する必要はないのです。今夜の雇用統計でそれを確認できたらドル高続行になるでしょう。もちろんその反対もあるわけで、特に今週はマーケットがリスクオフに神経質になっているだけに、急落リスクも注意したいです。
今夜の予想を見ると、BLS(米労働省労働統計局)が発表する雇用統計は、非農業部門雇用者数が+18.8万人に増加。
雇用統計発表前に、週末のドル/円の位置情報を確認します。
毎ヨミ!FXトップニュース
05日のドル/円のNY市場終値は108.87円
04日の終値に比べ0.12円のドル安/円高だったので、今朝の天気マークは「くもり」です。
今日の格言:
トレードにはルールがなく、相場の中で何をしようが、どう振舞おうが全く自由だ。そして、それが勝つことを極めて難しいものにしている。
各国・各通貨トピックス
ドル:
米議会「ウイグル人権法案」を可決
トランプ陣営、今後はブルームバーグからの取材拒否。創業者の大統領出馬で
11月サービス業ISMが予想下回る。関税政策が影響
アマゾンに求人殺到20万人。1分ごとに18件以上の応募があった計算
米消費者4割以上、カード支払い残高に見合う収入ないとの調査結果
円:
黒田日銀総裁「金融政策は適切、追加緩和は考えていない」
日銀の政策はインフレよりも円安重視。インフレ低くても円安なら「行動しない」
ユーロ:
フランス人の58%が5日のストを支持
ラガルドECB(欧州中央銀行)総裁「財政政策の支援があれば金融政策はより早く目標を達成できる」
ドイツ経済、輸出の低迷が国内需要を圧迫。サービス業PMI(購買担当者景気指数)が予想下回る
ポンド:
英総選挙、女性票の1割近くが投票先をまだ決めていない。労働党に有利
労働党、富裕層増税や環境配慮政策で人気上昇
カナダドル:
カナダ中央銀行、政策金利を1.75%に据え置き
カナダ中央銀行声明「現在の政策金利水準を維持することが適切と判断」
その他:
ハワイの 米軍基地で銃撃事件。二人死亡
朝食にチョコレートのデザートを食べると痩せるという研究結果
ロシアの農家で牛にVRゴーグル装着、牛乳の質と量アップを目的
北海道に着いたらまず「ホームセンター」で手袋と雪靴。地元民のアドバイス
主要指標終値

本日の注目通貨
ドル/円:今週のレンジ予想:107.74円から110.97円
111.69円 : 05月高値(05月03日)
110.97円 : 第3レジスタンス
110.32円 : 第2レジスタンス
109.89円 : 第1レジスタンス
109.67円 : 11月 高値(11月27日)
109.24円 : ピボット
108.82円 : 第1サポート
108.78円 : 11月 平均値
108.20円 : 2019年 平均値
108.17円 : 第2サポート
107.89円 : 11月 安値(11月01日)
107.74円 : 第3サポート
106.48円 : 10月 安値(10月03日 安値)
105.74円 : 09月 安値(09月03日 安値)
2019年の高値は112.40円(4月24日)、安値は104.01円(1月3日)。
高値と安値の半値(50%)は108.20円。
2019年始値から10月終値までのレンジは8.39円。

トレード前に必ずチェック!今日発表の重要指標!
6日:米雇用統計、カナダ雇用統計、ミシガン大学消費者態度指数 など

◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。
(荒地 潤)