本日のレンジ予測
[本日のドル/円]↑上値メドは107.54円↓下値メドは105.72円今朝の天気マークは「雨」
※天気の判定基準は記事末尾にあります
どちらかといえば…
楽天証券が実施した相場に関するアンケート結果によると、個人投資家の約52%が、8月のドル/円は104.20円より「ドル安/円高」に動くと予想していることが分かりました。円高予想が5割を超えたのは新型コロナ第1波が世界を襲った今年の3月以来のことです。一方で、108.15円より「ドル高/円安」になるとの予想は、最も少ない約19%。
7月末時点の個人投資家の相場観は「円高」に傾いていました。8月の前半を終えて、ドル/円の高値は107.05円、安値は105.30円、中心値(高値と安値の50%)は106.18円。14日の終値は106.57円で、現時点では円高でも円安でもないニュートラルな水準に位置しています。
8月14日(金曜)のドル/円は、東京時間の107.04円が高値。またも107円にとどまれず、NY時間には106.43円まで下げました。
トランプ大統領と野党民主党は、追加景気対策の交渉で打開点を見いだせない状況。また米国と中国は貿易合意第1段階から6ヵ月目のコンプラチェックを15日に予定していましたが、直前になって無期延期と伝えられています。材料的には「ドル安」の方が多く集まっているようです。
今週のハイライトはFOMC(米連邦公開市場委員会)議事録。今週の経済指標は経済カレンダーで、また海外投資家の円ポジションの状況は、今日の注目グラフでご覧ください。
毎ヨミ!FXトップニュース
14日のドル/円のNY市場終値は106.57円
前営業日の終値比▲0.35円だったので、今朝の天気マークは「雨」です。
今日の格言:
完璧を怖れる必要はない。
各国・各通貨トピックス
新型コロナウイルス:
米、すべての海外渡航の中止勧告を解除
コロナの特効ワクチン「今後もありえない可能性」WHO(世界保健機関)見解
ドル:
台湾、米国からF16戦闘機を購入する契約を正式に締結
ロックダウン後の米経済はV字回復になっても、雇用が元に戻らない
米消費者調査 53%が「仕事はこれから少なくなる」
パウエル議長が最も気にしているのは雇用。株バブルに関心なし
米大統領選:
バイデン氏、トランプ大統領に大幅リード 最新世論調査
バイデン氏、トランプ陣営が自滅していくのを見ている状況
ユーロ:
欧州の銀行の不良債権は4,000億ユーロの膨張、感染第2波襲来ならさらに倍に
ファーウェイ除外の判断、次はドイツの番
ポンド:
BOE(イングランド銀行)「失業率がリーマンショックの時よりも悪化するおそれ高い」
ブレグジットで英国離れ加速。3年間で140社がオランダに移転
円:
東京住民の転出超過が東日本大震災以来の大きさ 外国人が主体
豪ドル:
RBA(豪準備銀行)「ビクトリア州の感染拡大による経済的制限を懸念」
トルコリラ:
トルコでSNS規制 政府批判に対して言論弾圧
その他:
コロナ感染者世界2位のブラジルが全世界からの観光客受け入れ表明
マスク、無理!ヨーロッパ西部で気温が40度前後まで上昇
トランプ政権、中国を5つの分野で締め出す「Clean Network」立ち上げ
主要指標終値

本日の注目通貨
ドル/円:8月のレンジ予想 102.10円 から 110.05円
111.97円 : 第3レジスタンス(HBO)
111.71円 : 03月 高値(03月24日)
110.29円 : 01月 高値(01月17日)
110.07円 : 第2レジスタンス
109.85円 : 06月 高値(06月05日)
109.38円 : 04月 高値(04月06日)
108.20円 : 2019年 平均値
108.16円 : 07月 高値 (07月01日)
108.09円 : 05月 高値 (05月19日)
108.00円 : 第1レジスタンス
106.70円 : 2020年 平均値
106.09円 : ピボット
105.98円 : 05月 安値 (05月06日)
104.19円 : 07月 安値(07月31日)
104.03円 : 第1サポート
102.12円 : 第2サポート
101.17円 : 2020年 安値(20年 03月09日)
100.07円 : 2016年 09月 安値
100.05円 : 第3サポート(LBO)


今日の注目グラフ
最新IMM円ポジション(2018年8月 ~ 2020年8月)

トレード前に必ずチェック!今週発表の重要指標!

◎天気の判定基準とは?
天気マークを見るだけで、ドル高で引けたのか、それともドル安で引けたか、ひと目で確認することができます。
・「晴れ」
当日の終値が、前日の終値に比べて0.20円を超えるドル高/円安だった場合は、「晴れ」の天気マークを表示します。
・「雨」
反対に、終値が0.20円を超えるドル安/円高だった場合は、「雨」の天気マークを表示します。
・「くもり」
終値が上下0.20円の範囲にあった場合は「曇り」のマークを表示します。
※天気マークは、前日の終値との比較を示したもので、今日のマーケットの方向を予想するものではありませんので、ご注意ください。
※ちなみに2018年は、「晴れ」80日、「雨」82日、「くもり」98日 でした。
また、2018年は延べで43.33円上昇、延べで46.41円下落。差引3.08円の円高(2017年末に比べて)でした。
(荒地 潤)