今日のレンジ予測
[本日のドル/円]↑上値メドは115.25円↓下値メドは113.50円中国政府、価格高騰を抑えるために石炭市場への介入を検討
20日(水曜)のドル/円は「円安」。
高値114.70円、安値114.08円、1日の値幅0.63円。
この日は114.31円からスタート。
今週トルコリラは、対ドル、対円で史上最安値を更新しました。9月に利下げをしたトルコは、政策金利が国内のインフレ率より低い、実質マイナス金利になっています。銀行に預金するとお金が目減りする状態です。
今日はトルコ中銀が政策金利を発表します。トルコ中銀はさらに1パーセントポイント利下げして政策金利を17.00%にする公算が高い。エルドアン大統領は2022年末までに政策金利を12%まで下げる考えで、反対する中央銀行総裁や政策委員のメンバー次々に更迭されています。利下げはこれからも続き、史上最安値を更新したトルコリラもまだ下がる余地があります。トルコの外貨収入源である観光のシーズンが終わる一方、エネルギー価格の高騰がトルコ経済にダメージとなっています。これもリラ安要因となります。
マーケットは1パーセントポイントの利下げをすでに織り込んでいます。

主要指標 終値

※10月22日(金)の毎ヨミ! 為替Walkerは休載します。
今日の為替トレッキング
今日の一言
成功する一番確実な方法は、エネルギーのすべてを特定の分野に注ぎこむことだ
Hound Dog
最近のマーケットの主役はドル/円です。為替市場におけるドル/円の取引量はユーロ/ドルの3倍まで拡大しています。
2018年10月高値の114.55円をクリアして、その次のターゲットである2017年11月高値114.74円に迫りましたが、20日はいったん後退。このレベルまでくると高値追いには慎重で押し目買いのスタンス。113円台には買いが待っているようです
114.74円の上は2017年3月高値の115.51円。何度も挑戦しては押し戻されている強力な抵抗ゾーンで、それだけにノックアウトも多数あり、ストップのドル買いを狙う動きもでてきそうです。
その先は2017年1月の高値118.61円まで大きなレジスタンスはありません。118.61円というのは、トランプ氏が大統領選で勝利した翌月につけた高値で、トランプ大統領在任中の4年間にこの高値を超えることは一度もありませんでした。こ
ドル/円の推移を現在から遡るとドル/円がどんどん高くなっていくように見えますが、相場見通し的には、反対から、つまり時系列で考えた方がいいでしょう。ドル/円は2017年新年に118.61円をつけた後、1カ月のうちに350ポイントも急激に円高に動いた。これが相場の流れです。
ここまでの上昇が急なだけに、少しのことをきっかけに急落するリスクも注意したいです。とはいえ円相場の活況は大歓迎です。

今日の注目通貨:ドル/円
中期予想レンジ ↑117.10円 ↓109.80円
ドル/円のピボット(ブルベア判断の分かれ目)は113.45円。113.45円より上ならばドル買い優勢、113.45円より下ならばドル売り優勢。
118.61円 : 2017年 高値
118.48円 : 第4レジスタンス(HBO)
117.09円 : 第3レジスタンス
115.70円 : 第2レジスタンス
115.27円 : 第1レジスタンス
114.70円 : 2021年 高値
113.45円 : ピボット
111.63円 : 第1サポート
111.20円 : 第2サポート
110.08 : 2021年 61.8%
109.81円 : 第3サポート
108.65円 : 2021年 平均値
108.42円 : 第4サポート(LBO)
107.32円 : 2017年 安値
107.22円 : 2021年 38.2%
104.61円 : 2018年 安値
104.01円 : 2019年 安値
102.59円 : 2021年 安値
※10月22日(金)の毎ヨミ! 為替Walkerは休載します。
(荒地 潤)