4215 タキロンシーアイ 東証1部

PER(株価収益率)8.92倍、PBR(株価純資産倍率)0.61倍、配当利回り4.47%


 2022年2月4日発表。2022年3月期本決算予想は、前期比で営業利益▲6.0%の80.00億円、経常利益▲6.9%の82.00億円と小幅な減収・減益の見通し。


 2016年7月8日の439円を安値の基点とし、2017年11月14日の852円を高値の基点とする中期の三角保ち合いの中の動きとなっています。


 この中で2020年3月13日の466円で当面の底打ちとなり、700円台まで上昇してもみあい、2021年3月16日の739円を高値とする下降トレンド(A)の中で、12月1日に515円まで下げて反発しかかっているところです。三角保ち合いの煮詰まりの最終段階にあり、目先の上値は600円目標というところです。


 三角保ち合いの中の最終段階で2021年3月16日の739円からの下降トレンド(A)の中で、安値をつけて反発しており、600円目標に期待となります。安値圏にあり高配当ですのでリスクは少ないということになります。


日経平均株価は2万5,634円で今週スタート~注目の5銘柄を分析

4634 東洋インキSCホールディングス 東証1部

PER(株価収益率)10.59倍、PBR(株価純資産倍率)0.48倍、配当利回り4.74%


 2022年2月14日発表。2022年12月期本決算予想は、前期比で営業利益+11.5%の145.00億円、経常利益▲2.9%の150.00億円と小幅な増収・減益の見通し。


 2018年1月9日の3,480円(併合前696円)、5月11日の3,530円(併合前706円)を2点天井とする下降トレンド(A)の中で、2019年8月13日に1,994円の安値をつけて、11月8日に2,808円まで上昇し、もみあって12月13日に2,779円の高値をつけたところで、その後、コロナ相場に突入し急落となり、2020年3月17日に1,580円で底打ちとなりました。


 この底打ちから3月30日に2,230円まで反発し、おおよそ1,800~2,200円のレンジの中の上下動となっています。


日経平均株価は2万5,634円で今週スタート~注目の5銘柄を分析

6928 エノモト 東証1部

PER(株価収益率)6.4倍、PBR(株価純資産倍率)0.55倍、配当利回り3.38%


 2022年2月4日発表。2022年3月期本決算予想は、前期比で営業利益+28.0%の20.00億円、経常利益+31.3%の20.50億円と3期連続の増収・増益の見通し。


 2019年6月4日の700円を安値に、上昇局面で12月24日に1,539円の高値をつけ、その後のコロナ相場での急落局面で2020年3月13日に692円で底打ちとなり、上昇トレンド(A)に転換しました。


 この上昇トレンド(A)の中で、5月12日に1,086円まで自律反発したあと、もみあって8月3日に930円まで押し目を入れ、ここから急上昇となって2021年4月9日に2,380円の年初来高値更新となりました。


 ここをピークに8月23日に1,480円まで下げて反発し、10月29日に2,035円の戻り高値をつけて、12月21日に1,631円まで下げ、今年の1月17日に1,908円まで戻したあと上昇トレンド(A)を下に切る下放れとなって、2月24日に1,373円まで下げています。戻り高値をつけたあとの下放れだけに全体相場の動きによっては下値を探る展開の可能性もあります。


 2021年4月9日の2,380円をピークとする下げで、8月23日に1,480円と1/2押し(1,536円)を下回って反発し、10月29日に2,035円まで戻して再下落となり、今年の1月17日に1,908円まで戻して2番天井となり、上昇トレンド(A)を下放れし、2月24日の1,373円と8月23日の安値1,480円も下に切りました。


 2段下げの形ですので戻り売りの形となります。目先は1,800円水準が戻り売りのゾーンとなり、さらに大きく下げれば買い戻しの目安となるところです。


日経平均株価は2万5,634円で今週スタート~注目の5銘柄を分析

5563 新日本電工 東証1部

PER(株価収益率)9.05倍、PBR(株価純資産倍率)0.85倍、配当利回り3.24%


 2022年2月8日発表。2022年12月期本決算予想は、前期比で営業利益はデータなし、経常利益+16.4%の80.00億円と増益の見通し。


 2018年1月15日の528円を高値とし、ここから3月26日に306円まで下げて、4月24日に376円まで反発し、下降トレンド(A)へ移行しました。この下降トレンド(A)の中で、2020年3月13日の108円でコロナ相場での底打ちとなり、上昇トレンド(B)へ転換しました。


 その後、7月31日の142円を2点底にして角度の大きい上昇トレンド(C)へ移行し、この中で2021年5月10日に410円の年初来高値をつけ、反落となって上昇トレンド(C)を切りました。しかし、7月20日の284円と今年の1月28日の272円を2点底に2月10日に385円まで反発し調整入りとなっています。


 現時点では、上値を徐々に低くする三尊天井となっており、1月28日の272円を切ると一段安となりますので、そのチャンスを待ってみるのもいいかもしれません。


日経平均株価は2万5,634円で今週スタート~注目の5銘柄を分析

9068 丸全昭和運輸 東証1部

PER(株価収益率)8.36倍、PBR(株価純資産倍率)0.6倍、配当利回り2.62%


 2022年2月9日発表。2022年3月期本決算予想は、前期比で営業利益+6.6%の105.00億円、経常利益+4.9%の110.00億円と9期連続の増収・増益の見通し。


 2019年7月4日の3,535円の高値からの下げで、10月4日に2,801円まで下げて2020年1月7日に3,260円まで上昇したあと、コロナ相場に入り急落となって3月13日に1,795円で底打ちとなりました。


 ここからの自律反発後、そのまま上昇が続き9月29日に3,760円まで上昇して当面の高値をつけました。ここから三角保ち合いの動きとなってもみあい、2021年8月20日の3,215円の安値から上放れとなり、9月17日に3,890円と前年来高値更新となりました。ここをピークに調整入りとなりました。


日経平均株価は2万5,634円で今週スタート~注目の5銘柄を分析

(出島 昇)