経済や投資、マーケットに関するオリジナルクイズです。投資未経験者でも自然に投資力アップできるトウシルクイズにチャレンジしてみませんか?
新NISA(ニーサ:少額投資非課税制度)で運用している投資信託の取り崩し法には次の三つがあります。
- 定額取り崩し:毎回決まった金額を取り崩せるので予定が立てやすい
- 定率取り崩し:「90歳までに全て取り崩す」など、取り崩す期間を確定できる
- 資産の減り方が安定していて長期間運用を続けることができる
ヒント
定額取り崩しだと相場変動によっては運用資産の目減りしやすくなる場合もあること。一方、定率、定口だと毎回の取り崩し額が一定ではない、というデメリットがあります。
解答
1:定額取り崩し:毎回決まった金額を取り崩せるので予定が立てやすい
投資信託の取り崩し方には、毎回一定金額を取り崩す「定額」、運用資産全体の何%と決めて取り崩す「定率」、保有する投資信託のうち何口を取り崩すという「定口」の三つがあります。定額取り崩しには毎回の取り崩し金額を固定できるメリットがあるので、①が正解です。定額取り崩しのデメリットは相場環境が悪化して運用資産の評価額が減少したときも同じ金額を引き出すので、資産が目減りする速度が早くなってしまうことです。②の定率取り崩しの場合、相場環境が悪化して資産が目減りすると、それに応じて定率の取り崩し額も少なくなるため、運用資産の寿命を長持ちさせる効果があります。ただし、毎回取り崩す資産の額が相場環境に応じて変動するデメリットもあります。③の定口取り崩しも投資信託1口当たりの基準価額が毎回変動するため、取り崩す金額が一定しません。ただ「保有している投資信託の総口数÷毎回取り崩す口数」で資産がゼロになるまでの期間を最初に決められるので、「90歳までに全て取り崩す」といった計画を立てやすいメリットがあります。
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(トウシル編集チーム)