もちろん羽田発着プランもあります。
ホノルルに到着したANAのA380型機「フライング・ホヌ」(2019年5月、恵 知仁撮影)。
ANA(全日空)は2020年11月9日(月)、毎年恒例の「初日の出フライト」を2021年の元旦も実施すると発表しました。今回は羽田空港発着プランに加え、初めて成田空港発着プランも設定されます。
成田発着は、エアバスA380-800型機の「FLYING HONU(フライング・ホヌ)」1号機を使用。NH2030便として成田を6時頃に離陸し、山梨県南アルプス市付近の上空で初日の出と富士山を機内から鑑賞しつつ、2時間ほど遊覧飛行したのち成田に戻ります。
飛行機は総2階建ての巨大機で、平常時は成田~ホノルル(米ハワイ)間を飛んでいる国際線用の機材です。就航先のハワイで「神聖な生き物」といわれているホヌ(ウミガメ)にちなんでウミガメの特別塗装が施されており、機体には「フライング・ホヌ」(空飛ぶウミガメ)の愛称も付いています。
「フライング・ホヌ」は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で国際線の旅客需要が落ち込んでいることから、3月25日の成田着便をもってホノルル線の運用から外れており、その後は不定期で遊覧フライトに使われています。
成田発着プランの代金と羽田発着プランの概要今回の「初日の出フライト」の代金は、ファーストクラスの窓側が最も高く12万5000円、エコノミークラスの通路側が最も安く4万円です。なお、エコノミーの窓側は5万~5万5000円、プレミアムエコノミーの窓側は6万5000円、ビジネスクラスの窓側は9万円でそれぞれ設定されています。
羽田発着プランは、ボーイング777-200型機の国内線仕様機を使用。NH2021便として羽田を5時30分頃に出発し、長野県伊那市附近上空で機内から富士山を見ながら初日の出を眺めます。約2時間遊覧飛行し、羽田に戻ります。
代金は、プレミアムクラスの窓側が8万円、通路側が6万5000円、普通席の窓側が4万5000~5万円、通路側が3万5000円です。
成田発着・羽田発着いずれもフライト自体は「GoToトラベルキャンペーン」の対象ではありませんが、対象となる前泊付き旅行プランも用意されます。、機内ではおせち風弁当や飲み物、記念品が提供されます。予約は専用サイトで11月19日(木)10時まで受け付け。申し込み多数の場合は抽選です。