非対称デザイン!左右それぞれなまらカワイイ!

「JA607A」が担当

 北海道を拠点とする航空会社、AIRDOが2021年12月より運航開始する、『ポケットモンスター』のキャラクター(きつねポケモン)、「ロコン」の特別塗装を施した「ロコンジェット北海道」。就航を間近に控えた11月29日(月)、同機の外観と機内の様子が、初めて公開されました。

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AIRDO「ロコンジェット北海道」の外観(2021年11月29日、乗りものニュース編集部撮影)。

 担当機はボーイング767-300ERの「JA607A」。ANA(全日空)で2002(平成14)年に導入され、おもに国内線を担当しました。AIRDOでのデビューは、この「ロコンジェット」となり、同塗装をまとって5年間運航される予定です。

 塗装は那覇空港にある航空機整備を専門に手掛ける会社「MRO Japan」で11月5日から22日まで実施され、28日(日)の夜、羽田空港にやってきました。

 ポケモン社では、ほかの航空社(スカイマーク社「ピカチュウジェットBC」など)ともタイアップ特別塗装を企画していますが、この「ロコンジェット北海道」は、「ロコン」自体の特徴である可愛らしさを全面に押し出したものとなります。

 担当者はこの特別塗装を「ポケモン社とアイデアを出し合って決めた」といいます。デザインは左右非対称となっており、「立体的に楽しめる斬新なデザイン」(AIRDO担当者)とのこと。右側はコーポレートカラーのAIRDOイエローの配色で「ロコン」が、左側はもうひとつのコーポレートカラーのAIRDOブルーの配色で「アローラロコン」が描かれています。尾翼はそれぞれのキャラクターの横顔が大きく描かれているほか、全面に「ロコン」たちが大きくデザインされているのが特徴です。

「ロコンジェット」機内の様子は?

 AIRDOで新たにデビューする「ロコンジェット北海道」の客室は270席仕様。普通席の座席カバーなどは新仕様のものに変更されています。

 座席のヘッドレストカバーは、「ロコン」たちが描かれた特別仕様のもの。カバーも左右非対称となっており、右側席(E、F、G)が「ロコン」、左側(A、B、C席)が「アローラロコン」、中央席(D席)が2匹が顔をのぞかせているようなデザインと、3種が装着されています。37列目は、横一列すべてが中央席デザインのカバーとなっており、これは「ロコン」のポケモン図鑑番号にちなんだものとのことです。

 このほか、機内のドリンクサービスで使われる紙コップや、CA(客室乗務員)が機内サービスをするときに着用するエプロンも、「ロコン」デザインのものとなっています。

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AIRDO「ロコンジェット北海道」の機内(2021年11月29日、乗りものニュース編集部撮影)。

「ロコンジェット北海道」は1日のADO20便(新千歳12時20分発→羽田14時00分着)でデビュー予定。運航路線は羽田~新千歳、旭川、函館線などで、路線や便名は運航日前日に特設ホームページで公開されます。

 ポケモン社は、北海道と包括連携協定を締結し、きつねポケモンの「アローラロコン」と「ロコン」を「北海道だいすき発見隊」に任命。北海道を道内外にPRする活動を展開しているとのことです。AIRDOではこの取り組みに賛同し、同協定を締結する企業間の連携として、「ロコンジェット北海道」の運航を通じ、就航地域の振興に取り組むことになったとしています。

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