「電車来い!」とお祈りしてたら来ました!
「キケン!!列車に注意」看板がさりげなく…。仙台と山形を結ぶ「JR仙山線」。
山寺千手院の境内を通過するJR仙山線の列車(2021年7月、乗りものニュース編集部撮影)。
場所は山寺駅から直線距離で1kmほど東側にある「山寺千手院」。ちなみに、寺院であるにも関わらず、鳥居があるというのも個性的です。
線路は、鳥居をくぐって階段を数段登り、ちょうど踊り場のようなところに鎮座します。ここは電車が日常的に通過するものの、遮断器などはありません。参拝者は、この線路を横切ったのち、さらに階段を登り本堂へと向かうというわけです。踏切の前には「キケン!!列車に注意」の立て看板が、実にさり気なく設置されています。
なお、ここを電車が通過する際、とくに踏切の警報音などは鳴りません。ただ、お寺の場所自体が閑静な山中にあるため、別の場所にある踏切の警報音が響き渡り、これが電車到来の“合図”になります。
ちなみにこのお寺、知る人ぞ知る珍スポットとなっているようで、駐車場には代わる代わるクルマが止まっていました。来場者は、踏切部分を撮影したのち、参拝に向かっていました。
【映像】ド迫力! 寺の境内を電車が爆走する様子(59秒)