一時中断していたシールドマシン再開のめどが立ちました。
圏央道の未開通区間「横浜環状南線」NEXCO東日本関東支社は2022年2月2日(水)、建設中の横浜環状南線「桂台トンネル」について、一時停止していたシールドマシンの掘進作業を2月中旬から再開するめどが立ったと発表しました。
団地の地下に構築されている桂台トンネルの地上部。2021年12月(画像:NEXCO東日本)。
横浜環状南線は、横浜横須賀道路に接続する釜利谷JCTから西へ、栄JCT/ICを経て戸塚ICまでを結ぶ8.9kmの道路です。栄JCTに接続する横浜湘南道路(藤沢~栄)とともに、圏央道の一部を構成します。
横浜市南部の既成市街地を通過することから、大部分はトンネルや掘割といった地下構造になっています。うち桂台団地(栄区)の地下を貫く桂台トンネル(1.4km)は、シールドトンネルの掘進作業中に、マシン前面のカッター(円盤)を回転させるモーターが故障したことから掘進作業を一時停止していましたが、故障部品の交換を進め、2月中旬から掘進を再開するといいます。
現在は釜利谷トンネル側から390m掘進しており、片側のトンネルを掘進後、シールドマシンを転回させ、もう片方のトンネルを掘進する予定です。
トンネル区間以外も工事は進んでおり、栄JCT/ICなどではランプウェーの高架橋も構築されてきています。その全貌が徐々に見えてきている状況です。開通は2025年度が予定されています。
※一部修正しました(2月3日18時10分)。