20年&21年卒も“新卒”扱いです。

オンラインで実施された採用説明会

 JAL(日本航空)が、2023年度入社のCA(客室乗務員)の採用を再開します。

同社では、新型コロナウイルス感染拡大の影響をうけ、2020年度からCA新卒採用を一時的に休止しており、今回の再開は3年ぶりとなります。コロナ禍を経て「JALのCA」になるには、どのようなポイントが求められるようになったのでしょうか。

3年ぶり採用再開! 「JALのCA」になるにはどうすれば? ...の画像はこちら >>

オンラインで実施されたJAL客室乗務員「採用説明会」の様子など(2022年4月、乗りものニュース編集部撮影)。

 今回の採用人数は100人程度で、2020年度、2021年度に大学などを卒業した人も“新卒”として応募することができます。2022年4月には5回ほど、オンライン会議ツールを用いて「採用説明会」が実施されており、のべ3200人ほどの学生などがこれに参加しています。

 説明会に登壇したCAは「JALのCAは、安全・サービスそれぞれにおいてプロフェッショナルであれという『be a professional』がスローガンです」と話します。その一方で、「これまでCAによる客室乗務以外の活躍は、たとえば客室訓練センターの担当者など乗務に関連するような仕事内容が多かったのですが、近年はそれ以外の分野にも広がってきている」とも。

 登壇者はJALの魅力について「大きな会社ではあるが、自分自身の強みを生かして働くことができ、個性を伸ばせるところ」「優しく向上心がある人が多く、挑戦する刺激になること。人材が魅力だと思う」と話します。

 そして4月20日の説明会実施後、JALの採用担当者などが報道陣の質問に答えました。

コロナ前後で変化?JALのCAに求められる人物像の違い

 JALのCA職の採用担当者は「安心・安全をテーマに今回始めてオンライン形式を採用しましたが、いままで以上といえるほどの期待のコメントや、個性が発揮できる場があるのかなどの質問を多く頂戴しました。そういった面ではいままで以上のものを感じています」と話します。

 そして、「コロナ禍前後でJALのCAに求められる人物像の違い」という質問には、担当者は次のように話しました。

「客室乗務職の活躍の場が多岐にわたるということで、乗務経験を十分積んでいただいたうえで、みなさまの多様な個性やスキルを十分に発揮できるキャリアパスをご用意しています。いままで以上に多角的なところが求められるともいえるでしょう」

「コロナでフライトが減り、機内で力を発揮できないもどかしい時期となるなかで、JALのCAが乗務以外でも、ポテンシャルを発揮できる場があるということがわかりました。今後コロナ禍のあとでも、十分に個性を活かせる場所を作っていきたいと思うので、チャレンジ精神がある方に来ていただきたいと思います」

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 今回の説明会について担当者は「(聴講されていた)みなさまは深い研究をしている方も多く、オンラインながらも非常によい時間となったのでは」としています。

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