胸躍らせて関西へ旅立っていきました。
運転士らと生徒が出発前にセレモニー出発式にのぞむ修学旅行生(乗りものニュース編集部撮影)。
東京駅の東海道新幹線15番ホームで2022年5月7日(土)、「修学旅行専用のぞみ臨時列車」が運転開始。修学旅行に出発する千葉県内の中学生たちが、3年ぶりに復活した「出発式」に臨みました。
これは関東地区公立中学校修学旅行委員会が主催するものです。新幹線の修学旅行用団体列車の運行は「計画輸送」としてあらかじめ決められており、専用列車もしくは一般客との混乗列車が設定されます。2022年度は関西方面へは748校、のべ約10万9000名の生徒が新幹線で移動する計画となっています。
きょうの出発式では、生徒代表や東京駅駅長のあいさつが行われ、生徒からJR東海の各スタッフへ花束が贈呈。その後、JR東海の営業担当部長から生徒へ記念品が贈呈されました。
団体列車はこれまでも運転されていたものの、出発式はコロナ禍の影響で2020年度、2021年度とも中止になっていました。
7時48分に東京駅を出発した「のぞみ専用臨」は、861名の生徒を乗せ、京都駅に10時ちょうど、新大阪駅に10時15分に到着します。この列車のダイヤは、多客期などに臨時列車「のぞみ289号」として利用されるものです。この日はもう1便、混乗列車で埼玉県の学生が京都へ向かう計画となっています。
公益財団法人全国修学旅行研究協会の岩瀨 正司理事長は「3年ぶりに出発式が行われることになり、大変うれしく思っています。