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見学ツアーの有償展開は今回が初沖縄・那覇空港で特色ある格納庫見学ツアーが2022年5月16日より実施されています。見学先は「MRO Japan」の格納庫。
MRO Japanの格納庫見学ツアーは、ANAグループのANAあきんどがツアー商品として販売するもので、この施設の見学ツアーが商品として展開されるのは今回が初。実施初日の様子を取材したところ、航空ファンにはたまらない仕掛けがありました。
「MRO Japan」見学ツアーの様子(2022年5月16日、乗りものニュース編集部撮影)。
この日の「MRO Japan」の見学ツアーでは、格納庫内で3社の旅客機の整備風景を見ることができました。ANAウイングスのターボプロップ旅客機DHC8-Q400、宮崎を拠点とするソラシドエアのボーイング737、北海道を拠点とするAIRDOのボーイング767です。
このように、会社の異なる旅客機の“本物の整備風景”を見られることを始め、首都圏空港などで行われている格納庫ツアーでは見られない光景を体験できるのが、このツアーの最大の魅力でもあります。
ツアーのガイドは、ANAグループのCA(客室乗務員)が担当します。沖縄県出身者をはじめ4人のスタッフが常駐し、ガイドを務めるとのことです。
MRO Japanの高橋隆司社長によると、こういった格納庫見学の展開は、同社設立時から構想があったといいます。
「MRO Japan」を一般公開する理由MRO Japanという会社の“生みの親”のひとりもある高橋社長によると、今回の格納庫ツアーには3つの狙いがあるといいます。施設のある沖縄県への地域貢献、若年層を中心とした「航空整備士」の認知度向上、航空機の安全性の秘訣を利用者の肌で感じてもらう、この3点です。
「航空整備士の仕事はあまり知られていません。当社では整備士を高校卒業の方を中心に採用しておりますので、整備士の仕事を間近でみて、とりおろされた部品を見て感心していただき、若いうちから興味をもってもらえれば最高です。また、航空機の安全に対する取り組みは空港よりも格納庫の方が体感してもらえる機会と考えます。安心して飛行機に乗っていただけるようなきっかけになればと考えています」(MRO Japan 高橋隆司社長)

MRO Japan 高橋隆司社長(2022年5月16日、乗りものニュース編集部撮影)。
MRO Japanによると、この見学ツアーはすでに430名を超える予約を得ており「参加するために沖縄まで来てくださった方もいらっしゃった」(高橋社長)とのことで、滑り出しは好調といえるでしょう。
ツアーは2022年7月29日まで平日に実施。一部期間をのぞき、午前と午後の1日2回開催となります。価格は税込5000円です。ただ、このツアーも「7月以降も展開できれば」としており、今後、この国内ではユニークな航空整備施設の見学ツアーを体験できる機会がより多くなるのかもしれません。