想像以上にできてた……。

新東名の未開通区間をフィールドに実証実験

 NEXCO中日本は2024年4月25日、建設中の新東名 新秦野IC―新御殿場IC間を活用した路車協調実証実験を5月13日(月)から実施すると発表しました。

新東名「新秦野ー新御殿場」もう車が走り出す!? できたところ...の画像はこちら >>

新東名、神奈川県側の建設中区間。2023年8月(乗りものニュース編集部撮影)。

 神奈川・静岡県にまたがる新東名の同区間のうち、すでに概成している区間を使って、自動運転車両が走る将来を見据えた車両とインフラ設備の無線通信に関する実証実験を行います。

 今回は10のユースケースに対して全10企業・団体が参加し、計23件の実証実験が実施されます。自動車メーカーや通信キャリア、電機大手などが参画しています。国土交通省、国土技術政策総合研究所、NEXCO東日本、NEXCO西日本およびNEXCO総研と連携して実施しており、実験の結果を踏まえて、高速道路における将来の路車間通信の仕様などを検討していくということです。

 なお、フィールドとなるのは、静岡県側の新御殿場ICに続く一般区間約2.8kmと、神奈川県境に近いトンネル区間約3.1kmです。一部はクルマを走らせられるほど完成している静岡県側に対し、神奈川県側は工事の真っ最中といったところです。新秦野IC―新御殿場IC間の正式開通は2027年が予定されています。