渋滞ゼロですって!
宝塚ICとともに「尼宝線」が変わった!兵庫県の宝塚土木事務所は2024年6月20日、都市計画道路「尼崎宝塚線」のうち、中国道の宝塚IC付近で実施していた4車線化ならびに立体交差化について、整備効果を発表しました。
2車線だった頃の尼宝線、小浜南交差点。
尼崎と宝塚を南北に結ぶ尼崎宝塚線は「尼宝線」として親しまれる地域の主要幹線です。うち、中国道の宝塚ICに接続する前後区間は、2車線かつICと平面交差していたため、渋滞が慢性化していました。
このため、中国道のリニューアル工事に合わせ、IC付近の約400mで拡幅と4車線化、ICの立体交差化を実施。両側に歩道も整備し、無電柱化も実施する一連の整備が2024年4月に完了しました。
その結果、ICに接続していた小浜南交差点、その南の福祉センター前交差点も、最大300m近く延びていた渋滞が“ゼロ”に。歩道も片側のみで幅1.5mと狭かったところ、両側に幅3.5mで整備され、安全なすれ違いが可能になったそうです。
尼崎方面から信号を右折して宝塚ICへ入っていたのが、立体のランプで入る形となったため、SNSでは久しぶりに通った人が「滅茶苦茶変わってた」と驚く声や、「効果絶大ですわ」と実感する声が見られます。
ちなみにこの尼宝線は、もともと阪神電鉄系の鉄道未成線を転用した経緯から、阪神バスの大幹線にもなっています。兵庫県は整備効果についてバス会社の声として、「昨年までのGWは、宝塚ICを利用する交通の影響で渋滞が発生していたが、今年のGWは渋滞が発生せず、快適に定時走行できるようになりました」という意見も紹介しています。