相模鉄道が「デザインブランドアッププロジェクト」を本格始動。今後、電車の色が「ヨコハマネイビーブルー」に統一されます。
相模鉄道(横浜市)は2015年11月5日(木)、同グループの100周年と、2018年度から始まる都心相互直通運転に向けて、「デザインブランドアッププロジェクト」が本格始動したと発表しました。
デザインの総合監修は、「くまモン」生みの親であるクリエイティブディレクターの水野学氏と、空間プロデューサーの洪恒夫氏が担当。「Thinking of the next century. これまでの100年を礎に、これからの100年を創る」をデザインコンセプトに、相鉄線の車両や駅舎、制服などをリニューアルするものです。
これにより相鉄の車両は今後、外装色が横浜の海をイメージしたという「YOKOHAMA NAVYBLUE(ヨコハマネイビーブルー)」に統一されます。2018年度に予定しているJR線との、また2019年度に予定している東急線との直通運転、すなわち都心へ相鉄車両が乗り入れることを意識して、この色にしたそうです。
相鉄によると現在、9000系電車の新デザインへのリニューアル工事を進めており、新デザインになった車両は2016年春から運行する予定といいます。
座席にスコットランド製の本革を採用9000系電車のリニューアルでは、車内にも大きく手が加えられます。大手私鉄では初めて昼夜で色調が異なる“調光機能付き照明”が採用されるほか、大手私鉄の通勤形電車では初となる英国スコットランド製の本革が、4人向かい合わせのボックスシートに導入される予定です。
相鉄によると、車内は「グレーを基調とし落ち着いた雰囲気」になるといい、ボックスシートは「本革を採用し座り心地を良くした」といいます。
また駅舎の新デザインについても、キーカラーにグレーを採用。一部にレンガなどの素材を組み合わせ、落ち着いた雰囲気を演出するといいます。現在は“モデル駅”として平沼橋駅(横浜市西区)のリニューアル工事が進められており、ほかの各駅についても改修スケジュールに合わせて順次、リニューアルされる予定です。