東急電鉄の「電車とバスの博物館」が2月19日、リニューアルオープン。鉄道系の博物館で初という「キッズシミュレーター」の導入など親子でより楽しめるようになったほか、「8090系シミュレーター」はこだわりがさらに増大。
東急電鉄の「電車とバスの博物館」が2016年2月19日(金)、リニューアルオープンします。川崎市宮前区の田園都市線・宮崎台駅前にある施設で、同地で開館してから10年以上が経過したことを機に昨年9月28日、一時休館。リニューアル工事を行っていました。
リニューアルされた「電車とバスの博物館」は、親子が一緒により楽しめる内容になっているのが特徴のひとつです。
新たに導入される「キッズシミュレーター」は、運転する子ども1人を挟んで大人が座れるようになっており、親子で電車の運転士気分を味わうことが可能。鉄道系の博物館では初の導入といいます。
またこの「キッズシミュレーター」では、自分でデザインした東急5000系電車を対向列車として登場させることも可能。デザインした車両は印刷し、ペーパークラフトにして持ち帰りができます(1枚200円)。
プラレールや、こだわりが熱い「プロ仕様」シミュレータもこのほか新たに導入されるものとして、靴を脱いで遊べる「プラレールコーナー」や、鉄道模型の車両を走らせられる「Nゲージパーク」(10分100円)、運転士が訓練に使うものと基本は同じながら、状況に合わせたガイダンスで初心者から上級者まで楽しめる「東横線CGシミュレーター」などがあります。
また、実際の車両を模した「8090系運転シミュレーター」(1回300円)はリニューアル前から設置されていましたが、映像が新しくなり好きな路線、区間を走れるようになったほか、「制輪子の熱」まで計算するなど“こだわり”がさらにアップしているとのこと。予約システムも用意され、長時間並ぶことなく楽しめるようになったのもポイントです。
HOゲージの鉄道模型が走る「パノラマシアター」も、鉄道好きミュージシャンの向谷 実さんやスギテツさんによる音楽で内容を一新。「東急の一日」や短編映画「電車を動かす仕事」といったコンテンツを楽しむことができます。
東急電鉄によると、幅広い層の人に楽しんで貰えるようにしたとのこと。開館時間は10時から16時30分(最終入館は16時)で、毎週木曜日(祝日の場合は翌日)と年末年始は休館します。入館料金は大人(高校生以上)が200円、3歳から中学生が100円です。