南海電鉄が、特急「サザン」の10000系電車1編成(4両)の外観を「懐かしの緑色」に復元します。

濃淡グリーン塗装を復元

 南海電鉄は2025年5月12日、特急「サザン」の10000系電車1編成(4両)を「懐かしの緑色」に復元すると発表しました。

南海特急に「懐かしのツートンカラー」復活! “新型導入”の頃...の画像はこちら >>

現行デザインの10000系電車(画像:南海電鉄)

 10000系は、南海創業100周年の1985年にデビュー。外観は、関西空港の開港(1994年)に向けて1992年からシルバーにブルーとオレンジの帯に巻いたデザイン変更されましたが、2025年に10000系運行開始40周年と創業140周年を迎えることを記念し、濃淡グリーンのツートンカラーが復活します。

 同様の塗装復元企画は、創業130周年の2015年にも実施されています。対象の編成は、2015年時も今回も、10004編成です。

 復元塗装の10000系は、6月4日から、現在計画されている特急「サザン」の新型車両導入の頃まで、難波~和歌山港間を走ります。

 なお、運行に先立ち、5月31日に南海の千代田工場(大阪府河内長野市)で車両撮影会を開催。料金は1万2000円、定員は計240人で、5月20日までウェブサイトで参加を受け付けます。

 ちなみに特急「サザン」は、指定席の10000系4両と、自由席の7100系4両を連結して8両編成で運転しています。この連結相手の7100系も、1編成が2024年8月から濃淡グリーンの外観に復元されています。

編集部おすすめ