羽田空港から東京23区西部を横断する「環八通り」に、新たな十字交差点が誕生します。

羽田空港の「跡地」を通る環八通りに新道路

 羽田空港から東京23区西部を横断する「環八通り」に、新たな十字交差点が誕生します。

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環八通り、穴守橋東側の交差点。新たに道路が開通して十字路になる(乗りものニュース編集部撮影)

 交差点名は「穴守橋東」で、大田区の穴守稲荷エリアから環八通りの穴守橋で海老取川をわたり、羽田空港エリアに入ってすぐの場所。現在は東京モノレール整備場駅方面からの道が環八通りにT字で接続していますが、南側の新たな接続道路が2025年5月31日に開通します。

 これに伴い、新規開通区間の東側に並行する天空橋駅(京急・東京モノレール)前の道路は通行止めになります。

 現在、整備場駅方面から天空橋駅方面へ向かうには2回の右折が必要ですが、新たな道路が開通することで直線化されます。そのまま羽田イノベーションシティ前の道路を通って、羽田空港エリアの南西端にあたる弁天橋通りに出る線形となりますが、7月には新規開通区間の“続き”も開通予定で、穴守橋東交差点から一直線で弁天橋通りに出られるようになります。

 また天空橋駅へは、通行止めとなる道路を横断する臨時歩道を使って、新道路からアプローチするようになります。

 これらは、「羽田空港跡地」エリアの再開発に伴う道路の付け替えの一環です。

 かつて空港ターミナルなどがあった空港の南西端エリアは、空港拡張の過程で使われなくなったエリアです。その一部を再開発して2020年にI期エリアとして開業したのが、羽田イノベーションシティでした。

 現在は、羽田イノベーションシティから道路を挟んで南西に位置する2.0ヘクタールの土地に、都市計画公園の建設が進められています。大田区空港まちづくり課によると、こちらは2028年以降の開園予定だそうです。

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