岐阜と福井を結ぶ国道158号の、通行止め解除の日時が発表されました。
仮橋で被災箇所を迂回国土交通省と福井県は2025年7月8日、国道158号の通行止めを18日(金)14時に解除すると発表しました。
通行止めが続く国道158号(画像:福井県)
国道158号は、3月に福井県大野市で発生した大規模な斜面崩壊により、油坂峠道路を含む大野市上半原~白鳥IC(東海北陸道)間14.7kmで通行止めが続いています。
国交省の近畿地方整備局によると、斜面崩壊は3月19日早朝、県が管理する国道158号で発生しました。場所は九頭竜湖の東側、大野市上半原です。幅90m、高さ100mにわたって山肌が崩れ、道路が土砂で埋まりました。当時、道路はすでに通行止めで人的被害はありませんでした。
ここを通る国道158号は、東は油坂峠道路を介して東海北陸道と、西は中部縦貫道とつながっており、岐阜県と福井県を東西に結ぶ重要なルートです。通常時は一日およそ2800台が通ります(2023年11月)。
県は3月、仮設の迂回路を設置して暫定復旧させる方針を決定。迂回路は延長275mで、被災箇所を避けるように九頭竜川を2度渡ります。仮設道路は対面通行が可能です。
付近は険しい山岳地帯で、県境を越える迂回路は近くにありません。