山形県は2025年8月28日、国道344号の安田バイパスが10月4日15時に全線開通すると発表しました。
国道344号は、秋田県湯沢市と山形県酒田市を結ぶ道路です。
安田バイパスは酒田市の上安田から上野曽根までを結ぶ道路です。事業は2015年度にスタート。総事業費は約37億円。今回は全長3080mのうち残りの1900mが開通し、全線がつながります。旧八幡町中心部と酒田市中心部を結ぶルートが走りやすくなります。
安田や上野曽根の集落を貫く現在の国道344号は、県によると幅が狭く、通学児童らが歩く際に危険な状況だったといいます。今回のバイパス開通により、集落内の交通安全や生活環境が向上するとともに、災害時の緊急輸送道路としての機能強化も期待されるといいます。
なお、バイパス整備は今後も続きます。防雪柵の設置を進め、事業は2026年度に完了する予定です。