日米の艦艇が単縦陣を組む

 海上自衛隊は2025年9月10日、護衛艦「いせ」と「すずなみ」が、グアム島周辺海域でアメリカ海軍と共同訓練を実施したと発表し、その様子を捉えた画像を公開しました。

【画像】見事な陣形!これがグアム島周辺で実現した「日米の合同艦隊」です

 今回の訓練は、令和7年度インド太平洋方面派遣(IPD25)の一環として、9月4日~5日に実施されたものです。

「いせ」は、空母のような全通甲板を備えるヘリコプター搭載護衛艦(DDH)で、「すずなみ」と共に第3水上部隊を構成。フィリピンやオーストラリア、ニュージーランドに寄港していました。両艦は、8月にグアムに入港し、アメリカが主催する多国間共同訓練「パシフィックヴァンガード2025」参加しました。

 共同訓練には、アメリカ海軍のアーレイ・バーク級ミサイル駆逐艦の「ヒギンズ」も参加し、対水上戦など各種の戦術訓練を行ったとのこと。公開されたPHOTOEX(写真撮影用の陣形)は、「いせ」を先頭に「ヒギンズ」や「すずなみ」が縦一列に並ぶ、いわゆる単縦陣を組む様子を捉えたものとなっています。

 なお、共同訓練の終了後、「いせ」と「すずなみ」は約3か月にわたるインド太平洋方面派遣を終え、それぞれの母港に帰港しました。「いせ」は長崎県の佐世保基地、「すずなみ」は青森県の大湊基地に帰港しています。

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