国土交通省 広島国道事務所が2025年10月1日より、「西広島バイパス都心部延伸事業」の高架橋整備工事に本格着手します。これに伴い、同日22時から広島市中区の「新明治橋」周辺の道路で、上下線での終日車線規制が行われます。
【これヤバそうだぞ……】「西広島バイパス」の概要&工事規制区間(地図/写真)
西広島バイパスは、国道2号の広島都心部から廿日市市へと至る19.4kmのバイパス路線です。このうち、市内を流れる天満川の西側から17.4kmは開通していますが、東側の西区観音本町~中区平之町間の2.3kmはまだ整備されておらず、バイパスは天満川を越える高架橋部分で橋げたが途切れ、“ブツ切り”状態となっています。
東側区間の延伸事業は、今年5月末より高架橋の延伸に向けた準備工事が進められていましたが、10月1日からは下部工事に着手します。まずは天満川のさらに東側の本安川にかかる、新明治橋の周辺で工事が始まる予定です。
これに伴い、国道2号の周辺区間では同日22時から上下線とも終日車線規制が実施されます。5時~22時は道路の中心から2車線が、22時~翌朝5時の夜間は4車線が規制され、通行帯がそれぞれ片側2車線、片側1車線のみとなります。
車線規制の終了時期は、工事の進捗状況を踏まえて今後確定する見込みです。工事区間は広島市役所の近隣の混雑する地域であり、広島国道事務所は渋滞防止のため、国道2号の利用を極力控えるよう呼び掛けています。
なお整備が完了すると、西広島バイパスの延伸区間は地上の6車線に、高架部の2車線を加えた合計8車線となります。高架橋の下部工事は、ほかの区間でも順次開始される予定で、規制区間も同時に拡大されていく模様です。