秋田新幹線が開業20周年。これを記念し、2014年まで「こまち」として使用されていたE3系電車が、秋田~上野間を団体列車として走ります。

2017年3月、秋田新幹線は開業20周年

 JR東日本秋田支社は2017年1月20日(金)、秋田新幹線「こまち」の初代車両であるE3系を使用した団体専用列車を上野~秋田間で運行すると発表しました。

 1997(平成9)年3月22日に開業した秋田新幹線は今年、開業20周年を迎えます。これを記念し、開業時から2014年3月まで「こまち」に使用されたE3系電車による秋田新幹線の列車が1往復限定で特別運行されます。

初代「こまち」車両で秋田から上野へ 秋田新幹線20周年で特別...の画像はこちら >>

秋田新幹線「こまち」用として使用されたE3系電車(2011年12月、恵 知仁撮影)。

 ツアー名は「秋田新幹線開業20周年号で行く 東京日帰りの旅」です。行程は3月25日(土)日帰り。上りは秋田発7時00分、上野着11時38分、下りは上野発17時50分、秋田着21時50分です。途中は大曲、角館、田沢湖駅に停車します。全車禁煙席で車内販売はありません。

ツアーは2コース

 ツアーは昼食が付いて2万円(子供1万1000円)。定員は120人です。このほか、東京スカイツリーと東京タワーに登り、世界文化遺産の国立西洋美術館も巡るバス観光付きコースもあります。

代金は2万6000円(同1万5000円)で、定員は160人です。

 予約受付は秋田県内や弘前駅の旅行カウンター「びゅうプラザ」や「びゅう予約センター」で行われています。

 秋田新幹線では、E3系の後継として、2013年から茜(あかね)色と「飛雲ホワイト」の外観が特徴的なE6系電車を、「こまち」(使用開始時は「スーパーこまち」)として使用。東北新幹線の一部区間では、最高速度320km/h運転も実施されています。

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