東京メトロと都営、なぜ共存? 東京都心を走る地下鉄、一元化はあるのか

東京都心は東京メトロと都営地下鉄のふたつの地下鉄が走っていますが、運賃をはじめとしたサービスは別々です。ふたつの事業者が共存する状況になったのには、地下鉄建設を巡る主導権争いがありました。

都営地下鉄を運営する東京都が、東京メトロ株のほぼ半分を保有

 一般的に「東京の地下鉄」というと、9路線を営業する東京メトロと、4路線を営業する都営地下鉄が挙げられるでしょう。両社局線を乗り継ぐ場合は、運賃が70円割引されるものの、実際は割高な乗り換えを避けて、遠回りになってもひとつの事業者で移動している人も多いでしょう。本来は13路線合わせてひとつのネットワークを構築するはずの地下鉄が、ふたつに分断されているのは非常にもったいない話です。

東京メトロと都営、なぜ共存? 東京都心を走る地下鉄、一元化はあるのか

東京メトロと都営地下鉄が乗り入れる地下鉄駅(乗りものニュース編集部撮影)。

 東京地下鉄株式会社(東京メトロ)は2004(平成16)年に、国と東京都が出資する特殊法人「帝都高速度交通営団」(営団地下鉄)を民営化して誕生しました。東京メトロは株式会社ですが株式上場をしておらず、国と東京都が依然として株をほぼ半分ずつ保有しています。

 一方の都営地下鉄は、その名の通り東京都が経営する公営地下鉄で、路面電車やバスを運営する「東京都交通局」が運営しています。

 交通営団が設立されたのは1941(昭和16)年、東京都交通局の地下鉄建設参入が決まったのは1956(昭和31)年のこと。わずか15年の間にふたつの地下鉄が設立され、しかも東京都が交通局と交通営団の両方に出資するややこしい事態になった背景には、地下鉄を巡る主導権争いがありました。


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「東京メトロと都営、なぜ共存? 東京都心を走る地下鉄、一元化はあるのか」の みんなの反応 2
  • 匿名さん 通報

    東西線(西船橋始発)、都営新宿線(本八幡始発)は千葉県民が7~8割利用者では?

    2
  • 匿名さん 通報

    観光客なら両システム共通のパスが使えます、便利ですよ。   https://www.tokyometro.jp/ticket/value/travel/

    0
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