徳島線を走ります!
新しいトロッコ列車「藍よしのがわトロッコ」のイメージ(画像:JR四国)。
JR四国は2020年7月27日(月)、徳島線で新しい観光トロッコ列車「藍よしのがわトロッコ」を10月10日(土)から運転すると発表しました。
列車は2019年まで観光列車「志国高知 幕末維新号」で使われていたキクハ32-501とキハ185-20の2両編成。定員は56人です。
JR四国によると車体は木綿地のテクスチャーをラッピング柄とし、深い藍「かちいろ」へと染まっていくグラデーションと3色の流曲線とで、恵みを運ぶ吉野川の流れ、豊かで穏やかな阿波の風土を表現。「藍の絞り染めをモチーフにした水玉模様で、伝統文化の『ジャパンブルー』に、日本美である無垢なデザインの愛らしさを重ね幅広い年代の方に親しまれるデザイン」にしたといいます。
シンボルマークは「Ai」(藍)を阿波踊りの躍動感に見立てたデザインとし、ヘッドマークは徳島県阿南市在住の書家・天羽汕景(あもうさんけい)さんによる藍の墨の「藍」の字です。
「藍よしのがわトロッコ」の運転区間 料金 駅弁運転区間は徳島~阿波池田間で、このうち石井~阿波池田間でトロッコ車両に乗車できます。景観の良い区間では列車が徐行します。車内では、徳島県の地酒や土産品を販売する予定です。
また、沖縄を除く46都道府県で唯一駅弁がなかった徳島で、「藍よしのがわトロッコ」の運行を機に駅弁が復活。栗尾商店が販売していた駅弁「阿波尾鶏とりめし」をトロッコ列車オリジナルにアレンジし、下り阿波池田行き列車限定で販売(1000円、4日前までに要予約)します。
乗車には乗車券のほか、指定席券(大人530円、子ども260円)が必要です。2020年度は10~11月の土休日と3月27日(土)・28日(日)に各日1往復運転。
ちなみに大歩危~阿波池田間で特急「南風」に乗車すると、土讃線の観光特急「四国まんなか千年ものがたり」(多度津~大歩危)とあわせて利用できます。