熊本地震からの豊肥本線全線復旧にともない、本来の熊本駅発着での運転を再開したJR九州の観光列車「あそぼーい!」が、好調な滑り出しです。
熊本地震から4年4か月ぶりに2020年8月8日(土)の豊肥本線全線復旧にともない、本来の始発・終着駅である熊本駅発着での運転を、約4年4か月ぶりに再開したJR九州のD&S列車(観光列車)「あそぼーい!」が、好調な滑り出しです。
コロナ禍などで、JR九州の観光列車は乗車率が「A列車で行こう」が20%、「指宿のたまて箱」が28%、「海幸山幸」が42%、「はやとの風」が11%などとなっているなか、「あそぼーい!」は78%でした(8月1日から22日までの数字。「あそぼーい!」は全線復旧した8月8日以降の数字)。
豊肥本線は2016年4月の熊本地震で被災し、肥後大津~阿蘇間がこの夏まで長期不通に。熊本駅から阿蘇駅方面へ向かえなくなっていたため、不通区間を含まない大分側の別府~阿蘇間などで運転されていました。
豊肥本線の特急「あそぼーい!」(2017年7月、恵 知仁撮影)。
JR九州の「あそぼーい!」は、運転士気分が楽しめるパノラマシート(展望席)や、大人と子どもが一緒に座れる席、カフェなどが特徴。現在は、熊本~阿蘇~別府間を豊肥本線経由で、特急列車として土休日を中心に1日1往復しています。