私はサーフからジグなどのルアーを使って青物を狙う事が多い。釣りのスタイルにはあまり拘らず、その場で釣れるサカナを釣って海を楽しむ派のため、多くのサーフアングラーとは持ち込んでいる釣り具が異なっていると思う。

そんな筆者のタックルボックスを紹介したい。

(アイキャッチ画像提供:WEBライター・永井航)

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フローティングベストに収納

サーフでは場面によってはランガンをする事もあるため、フローティングベストに釣り具を収納している。私は釣りスタイルよりも、「釣ってナンボ」タイプの釣り人なので、多くの種類の釣り具をフィールドに持ち込んでいるのが特徴だ。

私のフローティングベストには5カ所の大きなポケットがあり、そこにそれぞれルアーなどのアイテムを収納している。

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フローティングベストに収納(提供:WEBライター・永井航)

出番の多いジグ類

まず紹介したいのは青物狙いでメインを張る事が多いジグだ。ジグは右胸の大きなスペースに収納する。ケースは100円ショップのものだ。もう、かれこれ2~3年の間、壊れることなく使っている。

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右胸のケース(提供:WEBライター・永井航)

フックは前後とも装着

ルアーは基本的にフロント、リアともにフックを付けている。フックが絡まるのでは?という声もありそうだが、適当にガチャガチャやれば大抵外れる。

それを蓄光、30g、40g以上と分けている。現在はライトショアジギング向けの軽量なタイプがメインだが、対象魚やタックルなどによって120gまでのジグを釣行前に選択し入れかえている。

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ジグ類(提供:WEBライター・永井航)

ハリ先に注目

フックについては、ハリ先が爪に引っ掛かる程度に研ぎ直す事は多いが、軸の方の錆びなどはそこまで気にしていない。釣行ごとにフックをかえるような方からすれば、泡を吹いて倒れてしまう事案かもしれない。

しかし、メーター級のシイラやブリ、60cmまでのカンパチ(ショゴ)相手にフックが原因で不覚を取った事は今のところないので、当面はこの調子でいくつもりだ。

使用ジグは10個程度

持ち込むジグの個数は少ない方だと思う。いつも12個程度しか持ち込まない。以前は多く持ち込んでいたが、ぶっちゃけ私は多く持ち込んでも、せいぜい10個くらいのジグしか使っていないため、持ち込み量をどんどん削減した結果だ。

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ジグ用のケース収納(提供:WEBライター・永井航)

ジグはアピール度で選ぶ

また、使うジグのカラーは多くの方の定番がブルピンだと思う。しかし、私自身、単純にルアーでの青という色がそんなに好きでないので使わない。念のため持っている程度だ。

また、ジグに関して言えば、「アピールしてナンボ」だと思っているため、フラッシングが強そうな物をメインに使う事が多く、購入時の決め手もギラギラ度を意識している。

安価なジグが中心

これはまだ検証途中だが、ジグはミノーなどのプラグと異なりマニュアル感が強く、活かすも殺すも釣り人の腕次第ではないかと考えている。そのため、メーカーに関してもジグだけは、どこでもいいと最近思っている。

ジグコーナーの床のケースに入れられている300円程度で売られているような物を最近は多用しているが、釣果に問題はない。もう少し様子をみて大丈夫そうなら順次、経済的な安価なジグにかえていくつもりだ。

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安価なジグ(提供:WEBライター・永井航)

なお、特性が被らないようにロングジグかショートジグか、フロント、センター、リア、左右対称、非対称かなどのバランスは確認するようにしている。

マイクロベイト用の弓角

逆側の左胸のポケットには弓角を入れている。シラスやナミノハナなどのマイクロベイトを偏食する魚に対して効果抜群だ。周囲のジグマンが釣れない中で、弓角で入れ食いなんて言う事もあるため、なるべく持ち合わせている。

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弓角用アイテム収納(提供:WEBライター・永井航)

弓角もジグと同様の理由で青は使わない。

ケースはジグと同様に100円ショップで入手している。弓角に関しては私の以前書いた記事「『弓角』使ったサーフトローリング釣法初心者入門 ただ巻きで青物ゲット」を見ていただきたい。

遠投性能有したプラグ

左胸の大きなスペースの前にもスペースがあり、そこにプラグ類を入れている。プラグはベイトサイズや対象魚、タックルなどにより入れかえている。サーフで使う事もあり、基本的には遠投性能を有したプラグを使う。プラグはジグよりゆっくり見せやすいと言う事から、ベイトカラーに近そうな青も使う。

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プラグ類(提供:WEBライター・永井航)

青物以外にも使えるワーム

ワームなども多少持ち合わせている。ワームは右胸のジグポケットの全面の小スペースに収納している。青物の回遊を待つ間にフラット狙いなどができる他に、ワームは青物にももちろん人気がある。回遊はあるが活性が低い時に釣果に結び付く事も。ワームも赤系をメインに、潮の色によっては緑などを使うが、ルアーの色として青はあまり好きでないため使わない。

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ワーム、ジグヘッドと収納ケース(提供:WEBライター・永井航)

小物、サビキは背中に

背中のポケットには小物類を収納する。魚を締めるためのナイフや小物ケース、予備のリーダー、弓角用のテンビン、サビキ用のオモリなどだ。前述したが、釣ってナンボという考えのため、サビキなども入れている。

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背面のポケット(提供:WEBライター・永井航)

カマスサビキはカマスの数釣りの他にもソーダガツオ、サバなどがヒットする。

私の地方では秋口にカマスサビキを使う事が多い。同時にソーダガツオやサバが何匹もヒットするとかなり面白いのでオススメだ。

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サビキ仕掛け(提供:WEBライター・永井航)

また、アジや中サバ、イワシなどがいる時には、ハゲ皮のサビキなども使用する。青物の回遊がない時の晩御飯釣りにもってこいだ。場所によっては尺アジなども期待できる。

サビキの注意点は遠投するためのオモリ(ジグ)に耐えられる強さの幹糸を使っているかを確認したい。余程重い物を使わないのなら、5号以上の幹糸があれば大丈夫だろう。

フィッシュグリップなど

フィッシュグリップやプライヤーはサイドの収納ポケットに収めているが、両者とも安価な物しか使わない。フィッシュグリップは高価な方が小型軽量だったり、スタイリッシュなのかもしれないが、フィッシュグリップで魚を釣るわけではないので壊れなければ安いもので十分だと考えている。もちろん破壊するような魚を釣るなら話は別だろう。プライヤーも同様だ。長い方が便利かな?と思う程度だ。

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ルアー以外のアイテム類(提供:WEBライター・永井航)

道具でなく釣行にお金をかける

道具の種類こそ多いかもしれないが、多くの個数を持ち込む訳ではないため、そこまで整理には気を使っていない。

私はついこの間まで学生だったため、お金の使える範囲が制限されていたのもあるが、魚を釣るのに直接関係のないルアーケースやフィッシュグリップなどにはなるべくお金を掛けないようにしている。道具にはできるだけお金をかけずに、釣行にお金をかけるのが私のスタイルなのかもしれない。

<永井航/TSURINEWS・WEBライター>

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