7月12日、梅雨の晴れ間に子供と公園へGO。帰り道の揖斐川下流でテナガエビ釣り。

エサは昼食の余りのソーセージを使用した。

(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版 APC・松田久史)

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木曽三川でテナガエビ釣り

行き先は三重県桑名市にある木曽三川公園カルチャービレッジ。とても広い広場に巨大な滑り台をはじめとした遊具がいくつかあり、思い切り体が動かすことができるため子供たちもお気に入りだ。いつ雨が降るか分からないので、早めに到着して午前中いっぱい思いきり楽しんだ。

そのまま外で昼食を取ると、時間はまだ午後1時すぎ。天気もいいため、帰り道にテナガエビの様子を見に行ってみようかと提案すると、子供たちはノリノリでOKの返事。エサは昼食の余りのソーセージだ。

揖斐川下流は濁り模様

長雨による増水はとどまることを知らず、木曽三川はまだ河川敷に降りられないレベルの水位。通常のポイントでは釣りにならないようなので、国道1号線より下流、足場まで水没しないポイントを選択するしかなさそうだ。川沿いに車を走らせながら南下し、揖斐川下流の護岸沿いのポイントに到着。ここなら足場も良く安全そうだ。

釣り人がいたので、ソーシャルディスタンスを保ちながら釣果を聞いてみると「ボチボチ釣れてるよ」とのこと。明らかにピンポイントで狙っているので、それ以外の場所はどうか分からないが、他に行く当てもない。当然、水は茶色く濁り、風も強めで条件は悪いが、遊びのついでなのでと自分自身を無理やり納得させ、とりあえずやってみる。

テナガエビの顔を見ることができればラッキーといったところか。

ソーセージエサでハゼ

ちょうど潮が下がり始めたタイミング。早速タックルを準備し、足元のブロックの隙間に、ソーセージを小さく切ったエサをハリに付けて放り込む。すると数投目、落ちていく途中でエサがひったくられてヒット。ハゼ系の魚だ。

子供と一緒にテナガエビ釣り ソーセージで本命手中【三重・揖斐川】
ハゼ系の魚ヒット(提供:週刊つりニュース中部版 APC・松田久史)

我慢実り本命テナガゲット

サオを増やして2本でアタリを待つ。しかし、濁りが強いためかウキがなかなか動かない。「ウキが沈んでから上げるんだよ」と言ってあるが、子供は待ち切れず、動くか動かないかでサオを上げてしまうため一向にヒットしない。

置きザオにしてじーっと見ていてほしいが、サオを持ちたがるため余計にアタリが減ってしまう。

子供と一緒にテナガエビ釣り ソーセージで本命手中【三重・揖斐川】
石の下を狙い打ち(提供:週刊つりニュース中部版 APC・松田久史)

ようやく言うことを聞いてくれた長女のウキが引き込まれた。「ちょっとだけ上げてみて」と伝えると、「何か引いてるよ」と言うのでゆっくり持ち上げさせてみると、無事テナガエビがヒット。どうなることかと思ったが、顔を見ることができてほっとする。

周りはどんどん釣り人が増えてくるが、あまりヒットしていない。さすがにこの濁りと風では仕方がない。

地元の人たちだと思われるが、ファミリーで慣れた様子だ。沈みテトラにはハクと思われる小魚が群れていて、なめるように付着藻類を食べている。これをタモで取っている人もいる。

釣果は夕食の唐揚げに

釣果はといえば、ポツリポツリとテナガエビ、ハゼ、ドンコのヒットがあるものの、ウキはたまにしか動くことはなく、2時間ほどで納竿とした。状況の悪いなか、顔を見られただけでもラッキーだった。

釣れた魚とテナガエビは唐揚げにして夕食のおかずとなった。

子供たちは大喜びで、「これは私が釣った分!」と言いながら奪い合って食べていた。あまり多いと飽きてしまうので、「子供が食べる分には少ないくらいでちょうどいい」と言い訳のように自分に言い聞かせる私であった。

<週刊つりニュース中部版 APC・松田久史/TSURINEWS編>

▼この釣り場について
揖斐川下流
この記事は『週刊つりニュース中部版』2020年8月7日号に掲載された記事を再編集したものになります。