長い巣篭り生活を満喫すべく、釣り道具の整理や新しく釣り道具の購入をしているのですが、その中でエビクーラーを作ったので、その模様を紹介したいと思います。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター池淵重紀)

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エビまき釣りのエビクーラー

シラサエビ(湖産エビ)の漁場となる琵琶湖が近い関西地方では、古くからこのエビをエサとして使うエビまき釣りが親しまれています。生きたエビをまいて魚を寄せるのでいろいろな魚が釣れ、関西地方では「最強の釣り方」と呼ばれることもある釣りです。

エビクーラーとは、そのシラサエビを生かしておくクーラーのことです。エビクーラーは、簡易的なものからハードボックスを使用したものなどいろいろありますが、大きい物になってくるとメーカーから発売されているものはなく、自作する釣り人が多くいます。今回はその手順を紹介したいと思います。

クーラーボックス選定

私が昨年まで愛用していた先輩からいただいたクーラーは20Lクラスでしたが、今回は15Lのエビクーラーにすることにしました。理由としては自分の釣りにおいて20Lは少し大きすぎるのと、荷物をコンパクトにしたい思いがあったためです。

まずは、クーラーボックスの選定から。

私はカカリ釣りをメインに使用するので、保冷機能は高い方がいいが、エビを生かすためにクーラーに水を入れなければならないため、それよりも軽さを優先しました。肩ベルトを使っての運搬は水をこぼす可能性も高いので、ハンドルを使用しての運搬がメインとなります。真空パネルなどの保冷力高いクーラーボックスは重量がある上に、さらに水とエビを入れたものを持つのは中々の重労働となるためです。ある程度の保冷力で、軽いのが必須となります。

ということで、今回はダイワクールラインα S1500にしました。

『エビまき釣り』の「エビクーラー」自作方法 100均グッズをフル活用
ベースに選んだクーラー(提供:TSURINEWSライター池淵重紀)

また、庫内の温度管理がしやすいよう、にエアーポンプをボックスインタイプとして制作しました。

準備するものと道具

材量は100円均一で用意できるものをメインに使用しました(1~6)。

1.鉢底ネット(3セット)
2.アルミ自在ワイヤー(3mm径)
3.防振粘着シート
4.タッパー
5.結束バンド(2セット)
6.エアーホース
7.ぶくぶくカーテン60cm

『エビまき釣り』の「エビクーラー」自作方法 100均グッズをフル活用
使用した材料の一部(提供:TSURINEWSライター池淵重紀)

工作で必要なものは以下の2点です。

・ニッパー
・メジャー

エビクーラー自作手順

・メーカーのHPなどでクーラーの内寸を確認します(なければ自分で計測)。

・「鉢底ネット」を内寸より約1cm短くカットします(幅と奥行きのみ)。1cm短くするのは、結束バンドで止めるための隙間を作るためです。

・切り出した鉢底ネットを結束バンドで仮止めすます。

・できあがったものをクーラーボックスに仮で設置して、自分好みの高さにカットします。今回、私はエアーポンプをボックスインタイプにするため、段違いの高さにしました。またエビが休み易いように2部屋にしました。

・高さが決まったら、一定の間隔で結束バンドで結束していきます。網の上部には飾りの意味も込めて「アルミ自在ワイヤー」を固定します。本来なら強度を上げるためにアルミ棒を入れる方が多いですが、今回はボックスインタイプにするために段違いにしたので、自在のアルミワイヤーとしました。

『エビまき釣り』の「エビクーラー」自作方法 100均グッズをフル活用
ネット上部にアルミワイヤーを固定(提供:TSURINEWSライター池淵重紀)

・「タッパー」はクーラーボックス内に引っ掛かりがあるため、引っかかるタイプのものを用意しました。

・タッパー内にエアーポンプを設置するため、ガタツキを防止するために「防振粘着シート」を設置します。

エアーホースが6mmのため、タッパーのサイドに6mmの穴を1か所あけます。そして、蓋にはエアーを取り込めるように数か所穴をあけます。

『エビまき釣り』の「エビクーラー」自作方法 100均グッズをフル活用
タッパー内にエアポンプを配置(提供:TSURINEWSライター池淵重紀)

・側面の穴へエアーホースを通し、「ぶくぶくカーテン60cm」と接続します。ぶくぶくカーテンは庫内全体にエアーを送れるように庫内を這わします。

『エビまき釣り』の「エビクーラー」自作方法 100均グッズをフル活用
庫内はこれで完成(提供:TSURINEWSライター池淵重紀)

これで庫内は完成です。

最後は、クーラーボックスのステッカーチューン。愛用のメーカーや所属クラブ、自分の名前やお気に入りの渡船店などなど、自己満足の世界ですから愛着の沸く1品にチューンナップしてみました。

『エビまき釣り』の「エビクーラー」自作方法 100均グッズをフル活用
外側はステッカーでチューン(提供:TSURINEWSライター池淵重紀)

<池淵重紀/TSURINEWSライター>

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