揖斐川河口へ投げ釣りでウナギを狙って釣行した。まだ時期が早いかも?と半信半疑の釣行だったが、妻と二人で2匹の本命をキャッチしたので、その模様を紹介する。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)
揖斐川でウナギ釣り
初夏から釣れだすイメージがあるウナギだが、桜が散って寒さを感じなくなり、日中は25度を超える夏日を観測。もしかするとウナギも出没しているかもと期待して4月下旬に釣行した。
釣行当日は、河岸から投げ釣りで幅広く探るためアオイソメとカメジャコを入手した。釣り場の情報はまだないため、プレジャーボートで釣ったポイントに仕掛けを投入できる陸地(河岸)を探し、国道1号線と23号線の間、揖斐川の下流域(三重県側)に入った。

釣り場に着くと、シーバスやマゴチを狙ってルアーをキャストしている人、投げ釣りでセイゴを狙う人がいた。ウナギ狙いの人もいるがまばらで、まだ早いかもしれないという雰囲気だった。

ウナギ仕掛け
釣りを開始したのは午後5時ごろ。サオは3本出す(私が2本、妻が1本)。1本は流れの影響を受けない手前に、2本は川の中央を目指して25mくらい沖に投入する。最初は3本ともオモリ15号としていたが、川の流れが速いため遠投の2本は20号に変更した。

釣り開始から常に5m前後の風があり、少々流れは速い。カメジャコとアオイソメを交互に付けて様子を見ていたが、午後7時の時点でアタリはなく、エサを確認しても食われた痕跡はない。
アタリはないが、釣りの時間を楽しむ。持参したお湯でカップラーメンとコーヒーを作って味わう。

今年初ウナギをゲット
午後8時ごろには風が弱まり、川の流れも少し穏やかになった。明確なアタリはないがエサが取られる。そして8時45分には風が止まり、流れもさらに穏やかに。このころから反応が出始めた。
午後8時50分、妻の担当しているサオに明確なアタリが出た。仕掛けを回収すると「少々重たい、何かおるかもしれへん」と言う。期待しながら上げてみると、今年初めてのウナギだった。もともと偵察釣行ボウズ覚悟の釣りだったので、これはとてもうれしい1匹だ。
写真に収めようとスマートフォンを向けるが、予想以上にウナギが暴れてうまく撮れない。笑顔を写真に残すことはできなかったが、十分に満足。

同じポイントで2匹目キャッチ
この釣果により納竿時間を30分延長。私も同じポイントに遠投すると10分後にアタリがあり、アワせると何か食ったような重たさを感じた。ゆっくり慎重に上げてくると長い魚体が見る。おー2匹目のウナギだ。妻に続いてキャッチすることができ大満足。

もう少し続けたかったが、午後9時30分に納竿した。エサはどちらもカメジャコだった。

自家製うな丼は格別
自宅に到着後、すぐにウナギをさばいた。四苦八苦したがなんとかさばくことができた。見栄えの点ではプロにかなわないが、自分で釣ったというストーリーとともに食べる自家製のうな丼はとてもおいしかった。

まだ時期が早いと思っていたが、既にウナギがいることが分かった。今まではボートに乗せてもらって釣行していたが、今回は自分で釣り場を見つけてウナギをキャッチできた。いつでも気軽に行くことができる方法を見つけたので、これから盛期を迎えるウナギの釣行がとても楽しみだ。
<週刊つりニュース中部版APC・石川友久/TSURINEWS編>
▼この釣り場について揖斐川
この記事は『週刊つりニュース中部版』2021年5月28日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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