新鮮なサバを釣り上げたらぜひお試しいただきたい、〆鯖と鯖の押し寿司の時短レシピをご紹介します。

(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター宮崎ゆきお)

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サバはリリース対象?

サバは釣り人ならずとも一般的に食用としての人気は高く、みそ煮、塩焼き、竜田揚げ、酢〆などでよく食されており、おいしい魚だと認知されています。その割に釣りにおいてサバは本命ではなくゲスト扱いされる場合もあり、キープせずにリリースしてしまう釣り人もいます。

たしかに、サバは傷みやすく、アニサキスなど寄生虫の心配もあります。なかにはサバのアレルギーでじんましんになる人も。また、家庭で加熱調理する場合に独特のニオイが充満してしまうなど扱いづらい面もあります。そんなこともあり、大釣りでも人にあげづらい魚ではあります。

でも、筆者は〆鯖と鯖の押し寿司が好物でもあるため、良型のサバをキャッチしたときは喜び勇んでキープしています。酢〆しても、アニサキスの不安が解消される訳ではないが、加熱調理によるニオイの心配はなくなります。

釣り人的「時短レシピ」:〆鯖&鯖の押し寿司 回転寿司のシャリを活用?
お土産にしたゴマサバ(提供:TSURINEWSライター宮崎ゆきお)

時短レシピの切り札

これら2品をつくる上で面倒で時間を要すのは「合わせ酢」を作ることと「酢飯」作りだと思います。今回は時短メニューの切り札として市販の「すし酢」と回転寿司チェーンスシローのお持ち帰りメニュー「手巻きシャリ」を使用いたします。

「すし酢」は合わせ酢の代用としてそのまま使え、一発で味が決まります。また、スシローの「手巻きシャリ」(税込み390円/2021年9月時点)を利用すれば米を研いだり炊いたりする時間も省略できます。今回は直近でキープしたゴマサバを使って〆鯖と鯖の押し寿司を作ってみたいと思います。

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スシローの手巻きシャリ(提供:TSURINEWSライター宮崎ゆきお)

釣り場でのサバ下処理

サバはできるだけ血抜きしましょう。手っ取り早いのはサバが生きているうちに首を折り、海水の入ったバケツなどに投入することです。血抜きができたらすぐに海水氷で魚の芯までキンキンに冷やしてクーラーボックスなどに入れて鮮度を維持して持ち帰りましょう。

〆鯖と押し寿司の材料

調理に移る前にまずは材料を紹介します。

〆鯖の材料

・ゴマサバ(マサバ) 2匹
・しょうが      1/2片
・出し昆布      10cm程度
・塩         大さじ1程度
・穀物酢       50cc位
・寿司酢       100ccくらい

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材料(提供:TSURINEWSライター宮崎ゆきお)

鯖の押し寿司2本分の材料

・スシロー 手巻きシャリ   1パック
・白ごま           小さじ1
・ねりわさび(お好みで)   適量

道具

・押し寿司型(なくてもよい)
・巻きす(なくてもよい)

〆サバの時短レシピ

それでは、まずは〆サバのレシピから紹介していきましょう。

1.3枚に下ろす

サバの頭を包丁で落とし、腹の内臓を取り除き、歯ブラシなどを使って流水で血合いを掻き出してから三枚に下ろし、腹骨をすき取る。身に残っている小骨は骨抜きで取り除く。切り身をしっかり注視し、糸くずのようなアニサキスがいないことをしっかり確認しましょう。アニサキス対策としては、家庭用冷蔵庫で48時間冷凍するのは間違いありません。

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三枚に下ろしたらアニサキスをチェック(提供:TSURINEWSライター宮崎ゆきお)

2.塩を振る

三枚に下したサバの身をザル付きバットなどに並べ、強めに塩を振り(全量で大さじ1くらい)15分以上置く。

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強めに塩を打ち15分以上おく(提供:TSURINEWSライター宮崎ゆきお)

3.酢で洗う

バットに穀物酢50ccくらいを溜めて、サバの身の塩と表面の汚れを洗い落とします。ここで使用した穀物酢はもったいないですが捨てます。

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塩と表面の汚れを穀物酢で洗い落とす(提供:TSURINEWSライター宮崎ゆきお)

4.生姜をスタンバイ

しょうがは皮付きのまま薄切りにします。

5.ポリ袋に入れる

チャック付きポリ袋にサバの切り身全部と薄切りしょうがとだし昆布を入れてすし酢100ccを注ぎ、なるべく空気を抜いて冷蔵庫に3時間以上置きます。お好みの〆具合になるよう時間は調整してください。

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チャック付きポリ袋に入れる(提供:TSURINEWSライター宮崎ゆきお)

これで〆鯖は完成です。

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〆鯖の完成(提供:TSURINEWSライター宮崎ゆきお)

〆鯖は食べる前にキッチンペーパーなどで水分を拭き取り、サバの皮を丁寧に引いて、食べやすい大きさに切り、わさび醤油などでいただきます。

サバの押し寿司時短レシピ

続けて、先程の〆サバを使った押し寿司のレシピを紹介します。

1.〆サバの身を切る

押し寿司に使うサバの身は前項で紹介した〆鯖を使います。

〆サバの身が厚い場合は包丁で厚みのある部分をそぎ切って、身の少ない尾の方などに分散させてもよいです。

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身が厚い部分はそぎ切って分散(提供:TSURINEWSライター宮崎ゆきお)

2.木型にラップをする

押し寿司の型は木の素材をそのまま使いたいところですが、片付け時間短縮のためにラップを被せてもいいです。今回はラップを被せます。

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ラップをかぶせて時間短縮(提供:TSURINEWSライター宮崎ゆきお)

3.〆サバの身を並べる

押し寿司の型を写真のように置き、底面に〆鯖を皮目を下にして並べます。

お好みでねりわさびを塗っておきます。

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お好みでわさびを(提供:TSURINEWSライター宮崎ゆきお)

4.シャリを詰め込む

スシローのシャリ玉に白ごま小さじ1を全体的にふりかけ、軽く混ぜ、押し寿司型にまんべんなくシャリを詰め込みます。

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シャリを詰める(提供:TSURINEWSライター宮崎ゆきお)

5.フタで押し込む

ラップでシャリを包み込み、その上から押し寿司型の木のフタで押し込みます。押す強さはお好みで加減してください。

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フタで押し込む(提供:TSURINEWSライター宮崎ゆきお)

これで鯖の押し寿司の完成です。包丁で食べやすい大きさに切っていただきます。

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押し寿司の完成(提供:TSURINEWSライター宮崎ゆきお)

包丁で切るときはサバを下側にすると切りやすいと思います。

押し寿司型がない場合はラップだけかラップ+巻きすを使って円筒形の押し寿司にするといいと思います。

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ラップと巻きすでも製作可能(提供:TSURINEWSライター宮崎ゆきお)

いかがでしたか。今度サバが釣れたらぜひキープしてお試しください。

<宮崎ゆきお/TSURINEWSライター>

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