ジギングなどでの力強いファイト中、太腿や下腹部にグリップエンドを押し当ててのやりとりは痛いし痣になる。でも、ギンバルまではちょっと……という方にオススメの、ファイティングパッドの作り方をご紹介します。

製作費はワンコイン以下!腰巻きタイプのライフジャケットに取り付け可能です!

(アイキャッチ画像提供:上天草市釣りライター塩塚ルミ)

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ファイティングパッドの役割

ファイティングパッドとはジギングやキャスティングゲームでの大型魚とのファイトに役立つアイテムです。ロッドがズレにくくなることでやりとりがしやすく、余計な力が不要なうえ、グリップエンドを当てる腹部や太腿への痛みを和らげてくれます。

ダイソー商品で『ファイティングパッド』を自作 材料費はたったの220円
自作のファイティングパッド(提供:上天草市釣りライター塩塚ルミ)

ギンバルとの違いは?

ギンバルの受け皿部分は硬い素材でできている物が多く、ベルト部分で腰をホールドしてくれるタイプもあり、ファイト時の快適性は高いです。一方、大きくて目立つアイテムなので、明らかな大物狙いでないと使うのが恥ずかしいと思うアングラーも多いのでは?

ファイティングパッドは、ギンバルに比べ小型で、腰巻きタイプのライフジャケットやフィッシングベルトにプラスして使うアイテムです。小ぶりなサイズ感なので、ギンバルを使うことに躊躇してしまうアングラーも、カスタマイズ感覚で気軽に取り入れてみてください。

ダイソー商品で『ファイティングパッド』を自作 材料費はたったの220円
ギンバルはちょっと大げさ?(提供:上天草市釣りライター塩塚ルミ)

市販品の値段相場

メーカー品のファイティングパッドは、おおよその平均で3,000円前後です。高価ではないけれど、ちょっとしたアイテムだからもう少しお安く済ませたいところ。何かで代用できそうな気も…。ということで、自作してみました!

材料と費用

必要な物は、100円ショップ『ダイソー』のケースとクッション材の2つのみです。

ダイソー商品で『ファイティングパッド』を自作 材料費はたったの220円
使用したケースとクッション(提供:上天草市釣りライター塩塚ルミ)

1、モバイルケース(ベルトループ付き)

スマホ関連コーナーで見つけました。

ループ付き、これは使える!

2、折りたたみ携帯マット

こちらはレジャー用品コーナーにありました。サイズ34cm×26cm×1cmです。

材料費

自作するとわずか220円。メーカー品を買わずに自作すると、浮いたお金でルアーが何個か買えちゃいますね。


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自作の手順

では、いよいよ具体的な作成手順を説明していきます。

1、携帯マットをカット

携帯マットを半分に切り離し、2つ折りにしたらケースの縦の長さに合わせて余分な部分をカットします。これだけでほぼ完成です(笑)

ダイソー商品で『ファイティングパッド』を自作 材料費はたったの220円
マットをカット(提供:上天草市釣りライター塩塚ルミ)

2、ケースに入れる

2つ折りのマットがすっぽり入りました。シンデレラフィットです。これで完成!すぐ出来ちゃいました。

ダイソー商品で『ファイティングパッド』を自作 材料費はたったの220円
シンデレラフィット(提供:上天草市釣りライター塩塚ルミ)

ライフジャケットへの取り付け

続いてライフジャケットへ取り付けます。

ベルトを自作パッドに通す

ケース裏のループにライジャケのベルト部分を通します。私はロッドを左手で持つので、左側に取り付けます。もし、バックルごと通らない場合は、一旦バックルを外して取り付けましょう。

ダイソー商品で『ファイティングパッド』を自作 材料費はたったの220円
ベルトを自作パッドに通す(提供:上天草市釣りライター塩塚ルミ)

ライジャケのバックルをずらす

バックルが中央からずれるようベルト調整すると、下腹部中央でも使えます。

快適に使用

ケース手前のポケットが市販品のファイティングパッドと似たような役割を果たし、グリップエンドを引っ掛けるように当てると安定感が増します。

ダイソー商品で『ファイティングパッド』を自作 材料費はたったの220円
ポケットが安定感を増す(提供:上天草市釣りライター塩塚ルミ)

そして、グッとロッドを押し当てても痛くない!これは、最高の組み合わせを見つけちゃったかも。

使ってみての感想

以下、実際に使ってみた感想を紹介します。

クッション性…◎

このマットのクッション材であるポリエチレンの程よい硬さが、ロッドを押し当てた時の圧を分散してくれているみたいです。

コンパクト…◎

マットは2つ折りで厚さ2cm、ケースに入れても3cmにも満たない薄さで、重さは40gと軽量。使わない時でも邪魔になりません。

取り付け・取り外し…△

ライジャケ等の種類によっては、バックルを外さないとループに通らないかもしれません。その場合が、サクッと取り外しできないのがややマイナスポイントに。

しかし、つけたままでも邪魔にならないので、ファイティングパッドとして使わない時は、クッション材を取り出してスマホや釣り中に使う小物入れとして活用できます。

コスパ…◎

製作時間1分以下、材料費220円。掛かる時間もお金も負担にならず、痣をつくりながら痛い思いをしてファイトせずに済むなんて、コスパ良すぎです。


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NG集

最後に、今回紹介したファイティングパッドにたどり着くまでに試した数々の失敗を紹介しておきます。

スポンジは分厚い&軟らかすぎる

自作しようと思って、まず初めに思い浮かんだのが『スポンジ』でした。今回使ったマットの2倍以上厚いスポンジで試しましたが、押し当てた時に若干痛さを感じました。

また、いざ魚がヒットしてパッドに当てようとする時に、厚くて軟らかいと、瞬時に当てることが難しそうです。

ダイソー商品で『ファイティングパッド』を自作 材料費はたったの220円
厚くて軟らかすぎたスポンジ入り(提供:上天草市釣りライター塩塚ルミ)

制作不要のワンアイテム!?

これはもうネタです。『車用ネッククッション(220円)』です。ゴムが付いているので、そのまま頭や足からくぐらせて装着完了!制作不要なのは魅力的だけど、パンダの顔にグリップを押し当てるとなんだか可哀そうなかんじに…。

軟らかいけど結構分厚いので、クッション性は割と良かったです(笑)素材やデザインによっては実際の釣行でも使えるかもしれません。

ダイソー商品で『ファイティングパッド』を自作 材料費はたったの220円
パンダじゃなければ使える?(提供:上天草市釣りライター塩塚ルミ)

自作アイテムで快適なファイトを

私は、この自作ファイティングパッドのおかげで痛い思いをしなくなり、以前よりもファイトを楽しめるようになりました。

ぜひ皆さんもオリジナルのパッドで快適にファイトを楽しんでください。


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<塩塚ルミ/上天草市釣りライター>

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