滋賀県安曇川水系のアユ友釣り、6月1日朽木漁協区・同4日廣瀬漁協区に続き、25日に最後の葛川漁協区が解禁となった。これにて、安曇川水系全流域で友釣りシーズンが開幕となった。
(アイキャッチ画像提供:TSURINEWSライター牧野広行)
漁協下は快釣スタート
夜明け前から、大津市坊村の葛川漁協には年券とオトリを求めてたくさんのお客さんが来られた。準備のできた釣り人さんたちは、次から次へと思い思いのポイントに向かっていく。

来客がひと段落した早朝6時過ぎ、漁協下のポイントをのぞくと、たくさんの釣り人さんの長ザオの放列。皆さん、快調に長ザオを突き上げ、掛かりアユを浮かせ、引き抜き、玉網にキャッチしていく。快調の解禁スタートだ。この風景に組合員もひとまずほっとした様子だった。

貫井・梅ノ木地区も千客万来
昼前になり、お客さんの訪問も少なくなってきたので、漁協専務と河川見回りに出かけることにした。まずは下流の梅ノ木地区を訪れた。ここはキャンプ場内に釣り人専用の駐車エリアがあり、川へのアクセスもいいことから人気のポイントだ。
常連のお客さんに聞くと、「数日前の大雨で支流の針畑川からの低水温の渓流水が流れ込み水温が冷たい、追いがいまひとつだよ」とのこと。心配して川原に降りていくと、傘を被ったベテランさんが楽しそうに掛かりアユを引き抜いていらっしゃった。その上の若者にもヒット。この調子が夕方まで続けば良いなと専務と話しながら上流を目指した。

町居橋から中村地区も釣り人多数
梅ノ木を出て上流を目指す。中流の町居橋から上流下流を見渡せば、こちらもサオの大放列。そして、鯖街道を軽トラックで上流に向かいながら眺める川の流れの岸際にも、多くの釣り人さんのアユザオが並んでいた。
釣り人さんに時折声を掛け釣況を聞くと、「朝は快調に数を重ねたけれど、さすがに昼前からアタリが遠のいてきました。移動も出来ないので昼からはゆっくりと釣ります。」とのこと。

つかみ取り前の瀬は大混雑!
昼過ぎからは漁協から川に降り、大混雑のつかみ取り前の瀬をパトロールしながら常連さんたちと情報交換。さすがに3時過ぎにはアタリも遠のき、早めに納竿される釣り人さんも増えてきた。そうしていると、朝から早瀬を釣っていた友人が、「もう止めるよ。」と場所が空いたことを知らせてくれた。「それでは、私の解禁始めさせてもらいます。」とハイタッチで入川させて貰った。

当日の仕掛け
友人に仕掛けを聞くと、終日複合0.08号のノーマル仕掛けにオモリを付けたり外したりして釣っていたとのこと。友人が直線的な釣りをしているのなら、私は面の釣りで釣り荒れたポイントをじっくり攻めようと決めた。選んだのは、ライン・アーマード鮎FH0.06号の完全ノーマル仕掛け。

狙いどおりの釣果に満足!
私にとって相性の良いアーマードFH鮎は、早瀬やかなりの急瀬でもオトリアユをゼロオバセでしっかり沈めることができ、ここ数年愛用しているラインだ。オトリアユは、狙いどおり瀬尻の強い流れの白泡の下を滑らかに泳いでいる。その泳ぎに合わせアユザオの角度を調整しながら目印を凝視していると、あっという間もなく上流に目印が走ったかと思うと瀬際で反転し下流に勢いよく疾走した。
これをしっかりロッドパワーで浮かせ、引き抜いて玉網にキャッチした。
このあと、サオの入りにくい複雑な流れだけを攻めて16匹にて、私の解禁を終了した。
今シーズンも楽しいアユ釣りを!
漁協に帰ると、黒板に今日の釣果が掲載されていた。この表に記載の方々以外にも多くの方が素晴らしい釣果を得ていることを確認している。その一方で、ポイント移動も不自由で、期待どおりの釣りができなかった方々も多かったと思うが、今期のアユは今解禁したばかり。解禁の喧騒も収まるので、ぜひ今シーズンも楽しいアユ釣りで猛暑を乗り切ってほしい。ご安全に!

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<牧野広行/TSURINEWSライター>
▼この釣り場について葛川漁協
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