7月の土用の丑の日も、ウナギを求めて釣行してきた。当日は、強風と川の流れを見て諦めていたが、予測できない奇跡が重なり、鬼滅流でいうと、ウナギ釣り柱として責任を全うできた。
(アイキャッチ画像提供:週刊つりニュース中部版APC・石川友久)
土用の丑の日にウナギ釣り
ウナギ狙いの釣行は今回で3回目。釣れないまま土用の丑(うし)の日を迎えてしまった。7月23日の丑の日もウナギを求めて釣行した。
午前中に近所の公園でミミズを採取し、足りない分をフィッシング遊の長久手店で購入。なんとしても釣りたいので、釣行先は実績がある揖斐川の河口域に決めていた。

釣り場には午後3時に到着。遅めの昼食を取りながら状況を観察する。晴れ間から日が差す天気だが、強風が吹き続いており、いつもは穏やかな流れだが、今日は波が立ってまるで海岸のようだ。救いは濁りが入っていないこと。底は荒れていないと判断し、取りあえずやってみようとサオを2本準備した。下げ潮で川の流れは速いと予測してオモリは25号を選択。

念願かない本命ゲット
少々早い午後4時にサオを出す。アタリがない時間がゆっくりと経過していくが、一瞬でも不規則な動きがあったらサオ先を凝視していたためか、あっという間に流れた。
午後7時20分、穂先にライトを付けるため仕掛けを回収していると、あれ、なんか重たい?どうやら知らない間にウナギが食っていた。アタリを見落としていたようだ。あるいは居食いしたため大きく出なかったのかもしれない。土用の丑の日にギリギリウナギをゲットできるなんて、釣り番組のラストのようだと感じた。
この1匹は偶然かもしれないが、偶然と言われないように全集中!水の呼吸・壱の型サオ2本追加を発動(笑)。計4本でウナギを狙う。

状況好転し連続キャッチ
午後8時30分ごろ、一時的だが風が収まり、川の流れも緩やかになった。ウナギ釣りとしてはとても釣りやすい状況だ。到着時の状況からは想像できなかったが、目の前が最高の状況に変わった。
そして、この直後にアタリが連発。サオ先が微妙に不規則な動きをしたので、数分状況を見てからアワセを入れてリールを巻く。掛かったのは先ほどより良型のウナギで、本日2匹目をキャッチ。隣のサオも先端がピクピクと不規則に動いている。
さらに3本目のサオにも反応あり。だが回収している間にオモリが根掛かりしたらしく、回収できずメインライン切れとなってしまった。

ウナギ釣り柱として責任を全う
午後9時になると、再び風が出てきて、海からの上げ潮が強くなり、仕掛けが上流に流されるようになった。エサも食われなくなったため、10時に納竿した。
自然は予測不可能。強風と川の流れを見て諦めていたが、最高の状況が訪れるとは予想できなかった。予測できない好機に出会うためには、好機が訪れると信じて待つしかない。諦めずに続けて本当に良かった。
土用の丑の日にギリギリ間に合ったことにも奇跡を感じる。奇跡が重なり、久しぶりにいい釣行ができたと大満足だ。鬼滅流でいうと、ウナギ釣り柱として責任を全うできて満足だ(笑)。
帰宅後、妻が早速ウナギをさばいてくれた。なんとか完成したウナギのかば焼きは見栄えではプロに適わないが、「奇跡的にゲットできたウナギ」+「苦労してさばいたウナギ」というストーリーがおいしさをより引き立ててくれ、本当においしかった!

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<週刊つりニュース中部版APC・石川友久/TSURINEWS編>
▼この釣り場について揖斐川
この記事は『週刊つりニュース中部版』2022年8月19日号に掲載された記事を再編集したものになります。The post 土用の丑の日に揖斐川河口でウナギ釣り 念願叶い見事に本命3匹手中 first appeared on TSURINEWS.